トマトを作ろう No10

 

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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう No10


定植

アドバイス

支柱

 問題となるのが支柱が果実の重みで傾くことです。支柱の組み方としては合掌型や直立型があります。合掌型では斜めに支柱を畝の両端から刺して頂部を交差させて結わうものです。これを数列並べて交差する頂部に横棒を通して結わうことでガッチリした支柱ができます。直立型は支柱を直立に数列並べて立てて支柱同士を横棒で結わえて強くします。しかし、これでは横風に弱いので支柱ささえの斜め棒を数か所に結わえます。合掌型だと2条となるので畝幅も大きくしなければなりません。また支柱が斜めなので作業がしにくくなります。直立型だと1株植えからもでき畝の幅も小さくできます。また、直立なので後々の管理もしやすく作業が楽です。しかし、風や重みに弱いのでしっかりした支柱の組み立てが必要です。葉が茂ると風の力をまともに受けるので強風で傾いたり倒れたりします。これに果実の重みもかかるので直立型では斜めの支え棒でしっかり支柱を固定した方が無難です。

 作業効率と樹の負担を軽減するためにも定植時の花房の向きは管理をする通路側にします。トマトは同じリズムで実を結ぶので最初の誘引と支柱の位置が重要です。支柱は花房の反対側に立て、反対側から誘引します。誘引の際の結びの方向がまちまちだと作業もし難く、樹にも負担をかけることになります。

誘引

 誘引は果房の上部若しくは下部の所を誘引します。1果房に4つ程度結実させるとその重みで茎に負担が来ます。このとき結びが緩かったり、きつかったりしないようにします。紐の結び方はしっかりと結びます。支柱側で結びが弱いと次第にずれて果房の重みで茎が曲がってくるので支柱の結びは2重以上に巻き付けてしっかりと固定させます。また果房が紐や支柱に挟まれないようにします。最初のころは小さい果実も次第に大きくなるのでこのとき障害物があると傷みとなったり変形したりします。

ネット

 また、カラス除けとして網ネットを張ることをお勧めします。カラスの目は赤外線でものを見るので熟したころあいが分かり、収穫時期にカラスに食べられることとなります。ネットは支柱の高さまであるものを選びます。きちんと地べたから張らないと隙間からカラスに食べられます。ネットが株と近すぎるとトマトの生長によりネットと株が接触して絡んでしまい果実を傷めるので、トマトとネットの隙間は充分にとっておきます。ネットの張りが弱いと強風でトマトと絡むのでピンとネットを張るようにします。ネットをすると作業がしづらくなるのでやや網目の多きものを選ぶと良いです。

雨よけ

 雨よけをすると病気を防げて健康なトマトを作ることができます。雨よけは支柱の上部にU字のトンネル用の支柱を利用します。それかホームセンターなどでも専用のものが売っています。若しくは竹などで自作します。風で飛ばされないように下の方までビニールを張ってしっかり固定できるようにします。

平成25年8月20日






トマトを作ろう No9

  

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トマトを作ろう No9

定植

 畝をお越し黒マルチを張ったら定植の準備が完了です。マルチは前もって張っておくと保湿と保温効果上がります。前もって張ることで地温を上げることができ定植後の活着と生長を良くします。マルチは黒マルチにして雑草の茂るのを防止します。マルチを張るときは乾燥しすぎず、多湿にもならないようにします。乾燥しすぎているときには如雨露で水をあげて土をやや湿らせます。逆に水分が多いような状態では1,2日晴天時に水分を飛ばしてマルチを張ります。土の状態としては土を掌にとり握るとやや固まる程度です。

マルチの準備が出来たらいよいよ定植です。その前に仕立てを考えておきます。トマトは地面を水平に伸びる性質があるので地這いに向いていますが、効率よく管理するには1本仕立てか2本仕立てにします。ここでは生育管理がしやすく幅を取らない1本仕立てで行います。

まずカッターでマルチに十字に切り込みを入れポットの大きさの穴を掘ります。ホームセンターでは穴あけの専用器具(円筒形先端ギザギザ)もあります。専用器具だと次第に刃先が曲がったりしますのでカッターでした方が簡単です。穴を開けたら水を差して根が水分を吸収しやすいようにします。水をあげたら苗ポットから苗を取り出します。人差し指と中指との間に茎を挟んでポットを逆さにして、ちょこっと裏側を押してやると苗が抜けます。このとき根が張りすぎて螺旋になっているときには少しばかり根の先端を切って短くします。苗を開けた穴に移植します。苗の向きは花房を通路側に向けて植えます。トマトは同じ向きに花房をつけるので最初の植え付け時に花房を通路側にすると後の管理がしやすくなります。定植時の穴の深さはポットほどの深さにして地上面の高さを揃えます。温度が低いときにはやや深めに植えて土をやや盛ってあげます。逆に高温期では病気が出やすいので地上面よりやや出るように植え付けをします。植え付けの方法は苗が垂直になるようにまっすぐに植え付けます。斜めだと途中で曲がって垂直になろうとして誘引がしづらく無理にすると苗に負担をかけます。また、生長のリズムが合わなくなる場合もあります。

 苗を植えたら支柱を垂直に立てて誘引します。支柱は深く差し込んで強風に倒れないようにします。できるなら横棒を通して支柱と交差するところをしっかり結びます。横棒は低部と上部の2か所にすると良いでしょう。誘引は8の字で茎に負担がかからないようにします。また支柱の結びが緩まないようにしっかり固定します。実がつき始めると次第に重くなるので支柱の結びが緩いと茎に負担がかかるようになります。

 また誘引の時に苗と平行に支柱を立て苗と支柱が交差しないようにします。支柱と茎が絡むと果房が支柱で圧迫されたりして果実が変形したり生育不良となったりします。また誘引の間隔が広いと茎が果房の重さで垂れて曲がったりするので果房の間隔ごとに誘引します。茎に負担がないようにするには果房の下方で誘引すると果房の重みも軽減されしっかり固定できます。

平成25年8月19日






トマトを作ろう No8

  

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トマトを作ろう No8

定食前準備

施肥設計

 定植前の段取りは畝立てです。最初に簡単な説明をしていますが、よりよいものを作るためには土のつくり方が課題となります。本格的な土壌管理では土壌中の肥料成分の含入割合、pH、比重などを調べ、それに投入する肥料成分を決めます。所謂施肥設計と言うものです。家庭菜園ではそのようなことまでは難しいので簡易土壌診断キット「みどりくん」やECメーターなどで土壌に含まれる肥料の割合を調べて投入する割合を決めます。肥料の投入は偏らないようにバランスよくします。簡単なものではNPKのほかCa、Mg、Kを調整します。また、堆肥を投入する場合は完熟堆肥を入れ未熟なもの(安いもの)は使用不可です。畝は高畝とし耕耘も深さ20儖幣紊派も1m以上とします。トマトの値は深く広く張るのできちんとした耕耘が必要です。完熟堆肥や化成肥料を投入し耕耘したら2週間程度はあけて定植します。肥料が土になじみ根に障害をもたらさないようにするためです。

 トマトは降雨による泥はねに弱いのでマルチを掛けます。マルチをすることで保湿効果も生まれ最近の高温乾燥の対策にもなります。また通気性を良くするためにところどころに棒でマルチを刺して数か所に穴をあけたりします。

 本格的な施肥設計では望みの見込み収量により肥料の投入量を計算します。特に窒素と収量とは関係が深く望む収量に見合う窒素を投入しなければなりません。その為には検査機関で土壌分析を行い施肥設計をしてもらいます。

施肥には元肥と追肥があり元肥は生育期間全域に行きわたるように遅効性である腐植堆肥を使い、追肥はその都度の生育状態に応じて速効性の化成肥料を使います。元肥は畝全体に施し、追肥は生育状態で株元や畝間に施します。肥料は根の生長に合わせて、若しくは促進させるように施します。作物の品種によって施肥の仕方が変わるのでその作物の根の特性を知っておくと役立ちます。トマトだと深く横にも根が伸長するので畝全体に元肥を施します。おおかた根の深さは1m程度で、幅は3m程度に広がります。根が生長してくると畝間に追肥を行い根の生長を促進させます。追肥は根を伸ばす方向に追肥をしていきます。

 また、砂土や埴土(粘土質)の土質の違いでも肥料の効き方は違います。砂土では活着(根つき)はいいのですが、保肥力が弱いので生育途中で肥料切れを起こしたりします。また、一度に肥料を与えすぎると肥料焼けを起こします。埴土では保肥力がありますが比重が重たく生育初期での根の張りが弱く、肥料の効きも遅く長持ちするのが特徴です。

 土質と作物に合わせた圃場づくりをすることが肝心です。

平成25年8月12日






トマトを作ろう No7

 

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トマトを作ろう No7



苗選び

 発芽したら水を切らさないようにして大きな苗に育てていきます。ポットに移植してある程度の大きさになって第一花がつきだしてから定植します。種から育てる場合は温床などを使って育てた方が発芽率も上がります。温室でなく野外で育てた苗は生長が遅く小さいですがしっかりした苗ができるので、定植後活着もよくその後の生長が良いようです。また、発芽後大きくなり始めたら徐々に低温にならしていきます。また、根の強い苗を育てる方法として、挿し木による根の促進があります。幼少苗のころ根を切り落とし挿し木として育て根が張りだしたら土に戻す方法です。

苗を購入して植える場合はしっかりした苗を選びます。苗選びでは苗半作と言われるように苗の善し悪しで収量が決まります。しっかりした苗を選ぶには耐病性に優れた品種を選びます。ホームセンターではあまりいい苗は売られておらず、種苗販売店で購入するほうがいい苗を選べます。また、大手種苗会社の通販などで買う方法もあります。但し良い苗は値段も高くなりますが、失敗が少なくきちんと育てると収量も採れるので効率的には安価となります。

1、幹が太くガッチリしている

2、葉の茂りが長方形(三角形はダメ:生長が均等でないため)

3、葉が厚く色のあるもの(変色していたり葉先が枯れているものはダメ)

4、葉や茎が傷ついていないもの

5、株元に双葉があるもの(双葉がないものは傷みがある)

6、先端が萎えていないもの

7、ポット下から根がでていないもの(根が伸びすぎると活着が悪くなる)

8、しっかりした蕾や花がついているもの

9、幹がまっすぐで葉が曲がりすぎていないもの

などなど

 とにかくしっかりした苗を選ぶことが重要です。しっかりした苗は生長もよく収量もいいです。但し、圃場の栄養バランスが悪いといくら良い苗でも健康な生長はしません。苗に合った圃場を作ることも大切です。作物には土目などとの相性があるのでいくら同じトマトでも品種が違うと圃場との相性も変わります。

平成25年8月9日






トマトを作ろう Nu6

 

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トマトを作ろう No6



保温

種まきセルトレーに種まき用土を入れ、ワンセルに種を23粒程度蒔きます。セルトレーの大きさはいろいろあるので作物の根の張りに合わせたセルトレーを選びます。私の場合だとトマトでは4×416セルを使い、キャベツでは5×525セルトレーを使っています。セルトレーが小さいと根が付く前にポットへの移植となるので、このころの移植は根の生長に影響を与えるので、ややしっかりと根の張る大きさのトレーを使います。セルトレーで育てる場合は3月半ば程度から種を蒔いきます。直播では5月になって地温が上がるようになってから蒔きます。水のやり過ぎに注意します。やり過ぎると呼吸がしにくくなります。また、発根しても水が多いと根が伸びにくくなります。水を控えめにして根の伸長を促進させます。

3月頃は気温も低く地温も上がりにくいので昼間は日の当たる温室で地温を上げて、夕方には室内で夜温が極端に下がらないようにします。私の場合ホームセンターで買ってきた収納ケースを利用しています。朝に野外の日の当たるところに出し、夜屋内に入れています。どうしても温度が足らないので発芽までの期間がかなりかかります。種の袋の表示では20度〜30度が発芽の温度となっていますが、どうも有効積算温度が不足していることが原因?で発芽に時間がかかるみたいです。袋の表記では発芽期間は4日〜6日となっていますが、今年では3/13種まき、3/23発芽で10日間かかっています。遅いものでは2週間以上もかかる場合もあります。

カーゴ.JPG

発芽.JPG

本格的にするなら加温器具を使い育苗床の温度管理をします。収納ケースだと1000円以下であり、移動や他用途でも使えるので便利です。ポイントとしては直射日光にしっかり当てることです。3月でも直射日光にあてると温度も20度以上に上がります(地域天候によって異なりますが)。また水のやり過ぎは多湿となり密閉した収納ケースだとサウナ状態となります。

 

積算温度

 作物の生育には一定以上の温度が必要で、その温度を得る期間が短いと生育しません。作物の生長に必要な温度は、一定温度以下(低温)では無意味であることから基準になる温度以上を有効温度として、その有効な温度を積算することによって植物の生育・開花・結実を把握する方法が行われています。例えば、基準温度が10であるならば、それ以下の温度は無意味なので、有効温度は0となります。15℃の温度のときの 15105 が有効温度となり、この有効温度を積算したものが有効積算温度です。



平成25年8月6日






トマトを作ろう No5


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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう No5

 

3、播種

 種袋の裏側には播種の期間と生育期間、収穫時期などが記載されています。裏書の説明には発芽率、発芽温度などの生育条件も記載されています。

まきどき.JPG

生育期間.JPG

上の例では表面にまきどきが記載され、裏面に期間などが記載されています。

播種の期間は2月下旬〜5月上旬ですが、苗だと4月〜6月ごろの定植となります。トマトは地温が低いと発芽しにくいので畑に直播きするなら地温が上がる5月以降がベストです。たねまきの時期を過ぎるとその後の生育に影響がでます。収穫最盛期になる前に低温で不良になったりします。最近の気温変動は激しいですが記載通りに蒔くことが望ましいです。

ポット植えでは種まきトレイに種をまき温室で育てます。発芽して根がしっかり生えてきたらポットに移植します。ポットに移植後は根がポットの下から出るころに、また移植して鉢上げします。根がポットの下から出たままの状態で育てると根がポットの中で網のように張られ根の生長を妨げます。このような時は少し根を切って移植します。根の生長が悪くなると地上の茎葉の生長が悪くなり生育不良となります。

種まきに使う土は種まき専用のものにします。種苗メーカーの専用用土が市販されているのでそれを使います。値段は1520ℓで600800円程度です。しかしホームセンターなどでは500円以下のものもありますが、土質が悪く未熟なので種まきには適しません。また、メーカーものでも、種まき用土と育苗用土とがありますので区別して使います。種まき用土はあさりしており比重も軽く酸素を充分吸収できるようになっています。育苗用土は施肥がきちんとなされており、種まき用土に比べ比重が重たくなっています。きちんとした用土を選ばないと幾ら良い種や苗を購入しても、元気には育ちません。定植後の生育に明らかな違いが生じます。

おさらい、特に注意しなければならないのが根の張りをしっかりさせることです。

1、種まき用土を選ぶ

2、決められた時期に蒔く

3、根を張らせすぎない


平成25年8月5日





トマトを作ろう No4


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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう No4

 


トマトを作ろう

1、畝立て

 トマトは乾燥した気候を好み高温多湿を嫌うので水はけのよい土質を選びます。もと田んぼなどで粘土質の圃場では定植時に株周りに柔らかい土を入れます。畝は基本的に高畝とし水はけを良くします。また、トマトは肥料過多では樹勢が強くなりすぎるので肥料は少なめにします。私の場合は牛糞堆肥を入れて耕耘して、pH調整をするだけです。また、トマトの品種によっても樹勢の様は違うので何種類か作ってみるとその圃場に合った品種が分かるようになります。

 トマトは腋芽を摘み取り主枝のみで育てるやり方が一般的なので畝の幅を大きくとりすぎると収穫や管理がし難くなります。主枝の高さも2m以上にすることも可能なので作業性を考えて株間も広めに70cmくらいとります。

 

2、マルチを張ろう

 トマトは、露地植えでは5月ごろから育てるのでマルチを張らないと雑草が茂ります。雑草が茂ると害虫の発生も増えることになります。また、雨水の跳ね返りで病気にもなったりするのでマルチを必ず張りましょう。最近の夏は高気温になり雨が降らない日が続いたりするので乾燥防止にも役立ちます。夏場の高温でのマルチは通気性や雨水の浸透性が悪くなるので支柱をマルチに刺して数か所に穴をあけます。特に最近の異常気象とも思える気温上昇では地温もかなり上昇して根の発育に障害をもたらすので注意が必要です。夏場では過度な地温の上昇を避けるためにマルチの上に藁や枯草などを敷いて直射日光を避けるようにします。

 雨よけトマトの場合だと支柱をしっかり固定しなければならないので、きちんとしたスペースを確保しておくとよいでしょう。また、強風などで飛ばないようにしておかなければなりません。

平成25年8月1日




トマトを作ろう No3

    

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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう No3

  

トマトの性格

・トマトの花房は一定の性質を持っています。トマトは葉3枚ごとに花房を付けていきます。本葉を78枚つけると花房が分化して以後3葉ごとに花房が分化します。葉―葉―葉―花房―葉―葉―葉―花房・・・となり、葉のつけ方は片方ずつ交互に90度ずつずれて葉―葉―葉―花房となります。また、花房のつける位置も一定で常に同方向に付けます。よって誘引の時に管理、収穫しやすいように手前に花房が来るように上手に固定していきます。トマトは着果してから肥大着色するまでに60日くらいかかります。第3果房まではきちんと肥大させることができますが、それ以降になると気温の上昇などで負担が増大するので第4果房以降の収穫は難しくなってきます。トマトは一定のリズムをもって生長するので、生長のバランスを上手くとることが大切です。生長のバランスが崩れると花がつかなかったり、ブッシュになったり、果実が異形になったりします。

 

・トマトの生長のリズムは夜間に茎葉が伸長して背が高くなり、茎も太くなります。また、果実も夜の間に肥大します。トマトは日中の光合成でエネルギーを合成しますが、日中の呼吸では蒸散作用によって堆積や重量の増加が少なく、蒸散作用の低下する夜間に根から吸収した水分で栄養を果実や生長点に転流します。夜温が高いと茎葉が生長し、夜温が低いと果実や根が充実します。根から吸収した栄養分と葉で合成された栄養分とのバランスがとれて、生長点や根や果実などに上手く栄養分が転流されるように管理することが大切です。ここで重要なのが刃の裏面にある気孔と根の根毛です。気孔は空気中から二酸化炭素を取り入れて光合成を行い栄養を作り出し、細かい根は水と一緒に栄養を吸収します。根の張り方は乾燥すると細毛が増えすぎあまり伸長せず、過湿になると太根が主となり細根が減ります。また、葉は肥料が効きすぎると茂りすぎて葉身も曲り丸まります。茎葉の勢いがありすぎると花はつかずに葉ばかりとなります。水が少ないと根からの養分の吸収が低下し、雨が多すぎると肥料の効きすぎとなります。トマトの生育管理では、水、肥料、温度の調節で葉や根を上手く育てることがポイントとなります。

平成25年7月30日




トマトを作ろう No2

   

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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう No2

  

トマトの性格

 美味しいトマトと言えば高濃度トマトで、潅水を制限した水切りトマトが思い浮かびますが、トマトは乾燥には強いのですが高温にはそれほど強い訳ではありません。トマトは日長よりも7万ルックス以上の光を好み、日中の気温は25度程度、夜温は15程度を好みます。30度を超えてくると花粉の発芽停止が起こり、35度で花器に障害が発生、40度で茎葉の伸長停止が起こります。一方根の最適地温は22度となっています。最近では猛暑日で気温が35度以上になる日もありマルチなどを施していると地温も高温となります。地温の32度が根の高温限界となっています。気温が高温になると水分の吸収が低下し、エネルギー消耗が激しくなり光合成量が低下します。光合成でできた養分も根や果実への移動が低下し少なくなるので根の伸長も低下します。こうなると尻腐れ病や軟腐病、青枯れ病などが発生しやすくなります。

 トマトは冷涼で乾燥した場所を好むので日本のように高温多湿な梅雨と夏は苦手です。雨による泥はねでは病原菌が付着することで疫病などにかかったり、排水の悪い所では土壌の酸素が不足し根が弱ったり、施肥過剰では窒素による軟弱体質となり害虫の食害を受けます。また、30度を超える真夏では光合成も低下して養分の転流がうまくいかず根の伸長が低下したり、カルシウム代謝の異常が起きて尻腐れ病が発生しやすくなります。夏場の対策としては株もとや畝に藁などを敷き地温の上昇を極力抑えるとともに、温度変化の少ない地中深く根が張るようにします。その為には生長期の潅水をひかえて根が地中深く伸びるように水分の調整を行います。

平成25年7月29日




トマトを作ろう No1

   

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失敗だらけの家庭菜園

トマトを作ろう                            2013/7/23

 家庭菜園の定番と言えばトマトですね。野菜の中でも断トツの一番人気商品です。一般の流通では青いうちに収穫します。青くても配送から商品棚に並べられる間に徐々に色づいていきます。でも青もぎトマトではなく木熟の完熟トマトを食べてみたいと思うものです。赤く色づいたトマトは一段と美味しく感じます。

トマトは上手く作ると春に植えて初夏から晩秋まで収穫することができます。トマトは南米が原産なので乾燥した気候を好みます。トマトは雨に弱いので高畝とし、雨などの跳ね返りで泥がつくと病気になりやすいのでマルチをして育てます。また、雨を好まないので雨よけとして屋根を作ると管理しやすく収量も上がり美味しいトマトができます。高濃度トマトは水分を極限まで減らすことで栄養濃度が高まり果実の糖度が上がります。但し水分が少なくなると生育や果着が悪くなり収量が減ります。生育初期の段階で水が不足すると育ちも悪くなります。家庭菜園では露地栽培で雨よけなしで充分です。きちんと育てると美味しいトマトを作ることができます。

トマトは肥料が効きすぎると樹勢が強くなり暴れ木状態となります。こうなると花着もせず葉と茎ばかりのジャングル状態となります。背も伸びず茎は曲がりくねり、脇芽が多発し側枝だらけとなりトマトとは思えない状態となってしまうので、元肥は入れないようにしています。その前に圃場の栄養の状態を確認してから施肥を行います。私の場合簡易土壌診断キットみどりくんとpH計、ECメーターなどで土壌の状態を確認しています。肥料成分を少なめにしてpHを調整します。

 

 トマトは多年生植物で茄子科に属しています。果実はリコピンを多く含んでおり緑黄色野菜になります。緑黄色野菜は可食部100g当たりカロチン含量が600μg以上の野菜です。農業試験場では1年以上に渡り生長し着果させています。トマトは他の野菜に比べると根の力が強く伸長力、吸肥力、再生力に長けています。また、トマトは茎からも根を生やし、これを挿し木にすると発根して根を張ります。トマトを上手く育てるためには土壌の通気性、通水性を良くして酸素を充分に供給できるようにします。

平成25年7月25日




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