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2009食料・農業・農村白書-4

    目次を作りました。順番に見てね
 



 




2009食料・農業・農村白書を読むNo4  

1、食料品の動向

 

食料品の消費者物価指数

 世界の取引における穀物の上昇は2006年から始まっており、20092月の主要国における食料の消費者物価指数は2005年を100とすると、下記表となります。

出典農林水産省 (食料・農業・農村白書より)

 

 各国の食料消費者物価指数は英国125.5、米国114.9EU114.5、フランス109.4、日本104.0となっていますが、世界最大の生産国の米国でも食料価格はかなり上昇していることが分ります。これは生産国であっても金融経済が優先してしまうと、経済価値の高いほうにシフトするという結果ではないでしょうか。このように経済優先を考えると生命よりも経済が優先される社会構造が浮き彫りになります。先進諸国では経済力で食品の手当を出来ますが発展途上国では、即生命の危機に関わってきます。食料価格の上昇により世界の栄養不足人口は2007年で92千万人、2008年では96千万人と推定されています。自国で生産しないということは発展途上国の人々の生命を危機に晒していることになります。

 

生産資材の価格変動

 石油の高騰によりバイオ燃料のシフトが急激に進みました。石油の高騰は経済優先主義から、食料作物から資源作物の転作に拍車をかけ飼料となる作物までも激減させました。これらのことは日本とって燃料、飼料、肥料等の農業生産資源全般に亘り不足と価格の上昇を招きました。燃料や飼料の高騰は今後何らかの方法によりある程度の代替は可能となってきますが、どうしても出来ないことは肥料のリンとカリの生産です。リン鉱石の産出国は中国やアメリカで、カリはカナダ・ロシアなどが産出国です。この産出国の動向により、日本の農業は左右されます。根本的に農業の根源である作物の栄養素であるリン、カリは輸入でしか得る方法がありません。そのため農業生産技術の改革を行い、肥料を有効に使う工夫が必要となります。

農業生産資材価格指数の騰落率

出典農林水産省 (食料・農業・農村白書より)

出典農林水産省 (食料・農業・農村白書より)


 また、飼料用穀物については、その
9割を輸入に頼っています。2007年の飼料作物の輸入量は1,889万tで、耕作面積に換算すると429haにもなり、北海道の半分程度の面積に相当します。飼料作物の中心はトウモロコシで、そのトウモロコシがバイオ燃料と競合することにより国際相場は変動します。さらに輸入においては海上運賃の影響も少なくなくここにおいても石油価格の影響を受けます。


平成21年8月12日





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