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ホスピタリティ産業3

目次を作りました。順番に見てね

ホスピタリティ産業(第五次産業)                さて以上はホスピタリティの説明でしたが、これからはホスピタリティ産業としての経済性について考えていきます。ホスピタリティ産業での販売品目は何でしょうか?いったい何を売るのいでしょうか。
 現代の我々の生活は先進国としては当たり前の生活をしています。ある程度の生活費があり、生活に困るわけでも、物資が不足するわけでもありません。このように生活が向上したなかでの物理的な販売は飽和状態ではないでしょうか。このような状況の中で販売を考えると、ありきたりの中で、その商品をアピールする難しさを痛感します。高度成長時代は物を欲していましたが、現在はその欲しいものの中でも様々な選択肢があり、個客満足がその商品価値を決めるようになっています。つまり現在の販売形態は「有形」である物とその性能や効果・効能である「内容」の二通りの販売があります。さらには価格破壊で生じた低価格商品という安価である「低価格」という値段の販売がなされているのではないでしょうか。
販売の構図
では、ホスピタリティ産業での商品はどの位置付けになるのでしょうか?ホスピタリティで販売するのは癒しです。では癒しの商品構成はどのようになっているのでしょうか。
ホスピタリティでは、その販売のコンテンツ(内容)を通して最終的な過程での個人の満足度であり、これは無形であるところの、誰でももっている共通したくつろぎ空間です。ホスピタリティで売るのはあくまでも相互の心地よさです。
 例えばりんごを売る場合、りんごは今の時代何処にでもりんごはあります、希少価値があるわけでは在りません。商品が不足している時代は、りんごそのものを買いましたが、商品が不足していない現在ではりんごの性能や効能(健康食とかダイエット食)で、りんごの種類の中から目的に合ったりんごを選びます。さらには安全であるものを選びます。ホスピタリティは、この安全の立証である安心を求めているわけです。結果的には安心を販売していることになります。この安心は提供する側からも安心でなければなりません。提供する側の安心とは消費者が安全なものを手に入れることができたという安心です。提供する側の安全性が立証できないことを知っていて、お客がその提供者の商品を購入したとしても、いつクレームが来るのではないかと心配しなければなりません。つまり安心は提供者と提供を受ける者が共有できる安心でなければならないわけです。この関係がホスピタリティそのものなのです。お互いが分ち合い、理解しあうことで精神的にリラックスできる関係と言えるのではないでしょうか?そもそもホスピタリティとは販売するものではなく共有するものなのです。よく言われる顔の見える関係では、トレサビリティにより消費者からは生産者の顔は見えますが、生産者からは消費者の顔は見えません。これではホスピタリティにはならないのです。生産者も消費の現場に立ち会うことで初めて相互関係が成立します。ホスピタリティでは人と人との関係が重要です。

販売の図式でのホスピタリティの位置づけ
相互の顔が見える関係
ホスピタリティ産業におけるマーケティング
 商品の購買行動を心理学的に表現されているのは「AIDMA(アイドマ)の法則」としてよく知られていることですが、ホスピタリティではどのように把握すればよいのでしょうか。今まで述してきたことを考えてみると次のように考えます。

ホスピタリティの心理的購買行動
Attention(注意)
 現在おかれている環境(近辺社会)で、気になっていることに注意をひかれます。
多くの人に認知されている社会的事情(ニュース)と個人的な注意
ここでは商品でなくコンテンツ(内容)に注意が惹かれます
そのことが自然に人々に感性に伝え心地よさへと連想させます

Interest(興味・関心)
 興味のあるものには自然と関心を持ち、それを知ろうとする努力をします。
ここではコンテンツ(内容)を追求した表現で認知を促がします。
デザインでコンテンツ(内容)を簡潔に伝えます。

Desire(欲求)
 この段階では商品を手に取って実感として感じています。
その実感から手に入れて使っているところを連想します。

Memory(記憶)
 上記の連想から、欲しいものを手に入れたという過去の記憶の喜びを呼び起します。
喜びは購買行動の動機付けになります。

Action(行動・購買)
 その喜びが購買行動を誘います。

Satisfaction(満足)
 購入した後、使ってみて喜びを得ます。
他者と比較することや以前と比較することで満足感を得ます。

Conviction(確信)
 購入後と購入前では、購入後の方が広告やカタログを見る回数が増えます。
これは更に購入して良かったという満足の再認識です。

Repeater(再度)
 この精神的満足がホスピタリティを増幅させます。
このことが新たなホスピタリティの輪を広げ、結果として売上に結びつきます。

以上を心理的な面を行動経過別に分類すると

 このような図式で判断すると認知心理が行動の動機付けになりますので、安全性の追求を行い、安心を説くことが、今後の経済に要求されるものと理解します。

まとめ
 現在における販売を考えると相互関係にたった販売を行ない、関係者すべてに安心を与える方法と商品でなければ、物余り社会での優位性の確保はできません。あくまでもホスピタリティの結果が売上ということになるわけです。その為には、農産物を扱う人々は産地の土から入り、卸市場の迂回を除去して、直接消費者に届けられるような工夫を行ない「生産者―流通業者―消費者」のお互いの顔が見える関係での構築が望ましいと思います。
この流通の形態はSCM(サプライチェーンマネージメント)としての一貫供給システムで更なる安心をもたらします。

産地開発と土壌診断
 このようなことを現実化していくためには産地との契約内容を売買契約から「ホスピタリティの提供」という利益以外のところで「大儀の契約」を最初に持ってこなければなりません。目的が複数または各自の都合によるものだと、このプロジェクトは成功しません。これは新たな挑戦であります。その為には、土壌知識の勉強を行ないもっと土を知る必要が在ります。人間が健康でいられるのは、食物からバランスよく栄養分を吸収できるからです。作物も同じです。土壌に多量の化学物質をまくことが、作物の健康につながるのでしょうか。健康は自然のサイクルの中でつくられていくものなのです。その為には、ある程度の農薬も化学肥料も必要です。人間でも病気になれば薬をもらいます。薬の大量投与は薬害ですが、適量は治療と予防です。土壌においても同じです。健康をつくるには健康な土壌が必要です。しかし、果たしてどの位の人が自分の健康を知っているのでしょうか?健康診断をして始めて、注意を払い健康の対処をします。土壌診断は、人間で言う健康診断なのです。しかしながら、どのくらいの農家が健康診断を実施しているのでしょうか。農薬とか肥料とか言う前に健康診断を行ない、その投与量を算出しなければ偏った、不健康な土壌で作物を作り続けていることになります。この不健康の土で、有機栽培を唱えても不健康の上には不健康のものしかできません。美味しさの協議もしかりです。不健康の美味しさは、本当の美味しさではありません。人間も作物も、全ての生物にとって、健康な環境が健康な体と精神を作るのではないでしょうか?
今からでも遅くはありません、土壌管理に早く着手したものが勝ち組として残るものと思います。

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