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今後の食糧戦略2009 No18

 
   目次を作りました。順番に見てね
 

 今後の食糧戦略2009 No18
(遺伝子組み換え作物の戦略)
 

○今後の食糧戦略を考える

先進国と途上国

 農業新聞によると国連食糧農業機関(FAO)は、今年の世界の飢餓人口が10億人を超える見通しであると6月19日に発表しました。2008年の飢餓人口は9億1500万人に比べて1億人以上の増加で、今年は10億2000万人にとなる見込みだとしています。地域別ではアジアで6億4200万人、サハラ砂漠以南のアフリカで2億6500万人、中南米で5300万人となっています。FAOの事務局長は「静かな飢餓は人類の6分の1に及び、世界の平和や安全にとって深刻な危機となっている。飢餓と貧困に苦しむのは多くが開発途上国の農家であり、国際社会の支援を受けながら各国政府が農業分野への投資を行うべきだと」述べています。

 飢餓人口の原因は、世界経済の減速によるもので2008年の穀物生産は過去最高になったものの、所得減や失業を通じて貧困層の生活がよりいっそう悪化し、高水準で推移する食料の入手が困難になった為だとしています。経済が優先する社会では、途上国が常に犠牲になりがちになります。他国に迷惑を掛けない為にも自給率の向上が最優先される課題です。

 

10年後の食料価格

 経済協力機構(OECD)と国連食糧農業機関(FAO)の発表によると、食料価格は今後10年間で最高3割上昇すると予測しています。2050年には世界人口は90億人になると見通される食料確保や新興国などの所得向上に伴う食料需要を賄うには、食糧生産を2030年までには現在の42%の増産、さらに2050年までには70%の食料増産が必要だとしています。また、食料価格がエネルギーや気候、水資源に深く関係していることから、状況によっては食料価格が急騰する可能性もあります。原油相場が上昇すると原料価格も上昇し、燃料と食料で穀物の争奪が激化することに再びなります。また、昨年の穀物高騰で先進国では生産量が13%増えたが、途上国では2%しか増えていませんでした。このよう途上国と先進国では開きがあり、先進国は途上国を犠牲にしないように心がけなければなりません。今後の食糧戦略を立てる上でも、この様なことにも配慮した製作が必要となります。

 

二つの変化

 GM作物や企業買収など世界を取り巻く事情は常に変化に対応しようとしています。では、日本ではどのような変化を考えているのでしょうか? ここで考えておかなければならないことは変化のしかたです。企業買収などの企業が率先して行う行為は利潤追及の布石だということです。名目的には必要なことかもしれませんが、本当の意味での検討は、なされているのでしょうか? もう一つの変化は人間が地球上の生物であるということを認識したとこれでの変化です。つまり、自然の中での人間の立場の理解です。さて、私たちはどのような変化をしなければならないのでしょうか?

 

二つの世界

 現在の世界のあり方を考えると先進国と途上国とに分けることが出来ます。実際に先進国が主導して世界をけん引しています。そして途上国の人は貧困や食糧不足で喘いでいます。先進国が利益を貪る中で、途上国の資源も先進国に流れています。しかしながら経済というものは、このバランスで成り立っています。社会は三角形で形成されているので低へ部分に負担がきます。GM作物栽培においても、この様な傾向は見られると思います。そうすると将来へのつけは途上国が背負う事にもなりかねません。経済を地球規模で行動する時代に入っています。

 

変わらぬこと

 生命の営みは循環という中で行われてきました。これは未来永劫にわたり変える事の出来ないことです。私たちが生活していくことは循環の中でのサイクルの一つでしかないわけです。その循環のシステムに無理があるといろいろなところに歪が生じます。GM作物は、こうした中で生まれてきたものではないでしょうか。 まず、私たちが考えなければならないことは、この循環システムを機能するようにすることです。食物連鎖や自然環境、生物多様性など私たちを取り巻く全ての環境を見直し検討することが大切だと思います。GM作物を検討するのではなく、それ以前のことをまずは検討することが必要ではないでしょうか。

 平成21年6月25日


 



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