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今後の食料戦略2009 No12

 目次を作りました。順番に見てね
 

 今後の食糧戦略2009 No12
(遺伝子組み換え作物の戦略)
 

○GM作物の世界戦略 
 

○遺伝仕組み換え技術の是非

日本においてGM作物を栽培する場合、周りの環境に対する影響や生物多様性への影響並びに食品又は飼料としての安全性の確認をしなければなりません。日本政府は生物多様性への悪影響を未然に防ぐ為、遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律であるバイオセーフティに関する「カルタヘナ議定書」を2003年に批准締結して2004年発効されました。

 

カルタヘナ議定書

外務省Hp カルタヘナ議定書http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/cartagena.html

この議定書は、現代のバイオテクノロジーにより改変された生物(Living Modified Organism。以下、LMOという。)が生物の多様性の保全及び持続可能な利用に及ぼす可能性のある悪影響を防止するための措置を規定しており、生物の多様性に関する条約(以下、生物多様性条約という。)第193に基づく交渉において作成されたものである。

(以下の農業新聞より)

この法律に基づきGM作物の野外での栽培実験、さらに生育可能な種子等を輸入する場合や国内で商業栽培をする際には、カルタヘナ法により生物多様性の影響評価が行われます。カルタヘナ法では実験室や閉鎖系温室など外界から遮断された施設内でGM作物を利用する第二種使用等と隔離圃場や一般圃場など一般環境と隔離されていない条件で使用する第一種使用等があります。食品として利用するものについては食品衛生法により安全性を確認し、飼料の安全性評価は飼料安全法に基づいて行われます。カルタヘナ法により確認が終了し、我が国で商業栽培が可能なGM作物はダイズ5系統、トウモロコシ36系統、ワタ13系統、セイヨウナタネ9系統、アルファルファ3系統、テンサイ1系統、カーネーション5系統、バラ2系統です。また、農林水産省の「農林水産分野等における組換え体の利用のための指針」により環境に対する安全性が確認され、カルタヘナ法の経過措置が適用されたため第一種使用等に係る承認がなされたとみなされるGM作物は、トウモロコシ、ナタネ、パパイヤが各1系統あります。

 

平成19年10月までに遺伝子組み換え技術応用飼料及び飼料添加物の安全性に関する確認を行った飼料及び飼料添加物で安全性が確認されたのは51件、平成20年2月までに安全性審査の手続きを経た遺伝子組み換え食品及び添加物は102件になります。現在までに日本においてはGM作物の商業栽培は行われていませんが、海外から輸入品の中には遺伝子組み換えのダイズ、トウモロコシ、ナタネなどがあります。GM作物の多くは明確に非GM作物と分別されずに輸入され飼料などに利用されています。農業新聞によると2007年におけるダイズの輸入総量は406万トンでアメリカからの輸入は全体の80%に当たる323万トンで、アメリカでは全ダイズの91%が遺伝子組み換えダイズでなので、この比率で遺伝子組み換えダイズの輸入量を算出すると293万トンが輸入されたことになります。またブラジルでも全体の70%程度が遺伝子組み換えダイズの栽培なので、日本には26万トンの遺伝子組み換えダイズが輸入されていることになります。そうすると輸入ダイズの319万トン、凡そ79%程度が遺伝子組み換えということになります。

 2007年で、他の輸入作物で同様にして遺伝子組み換え作物の栽培割合から日本への輸入量を割り出すと、トウモロコシ949万トン、ナタネ166万トン、ワタ4.6万トンが遺伝子組み換え作物だと仮定できます。世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積が増加していることから、今後も増え続けることが予想されます。もう既に好もうと好まざるとも遺伝子組み換え作物の影響は受けています。



 平成21年6月18日


 



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