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今後の食糧戦略2009 No11

 目次を作りました。順番に見てね
 

 今後の食糧戦略2009 No11
(遺伝子組み換え作物の戦略)
 

○GM作物の世界戦略

GM作物栽培の現状と利用目的 

医療薬品の分野では遺伝子組み換え技術を使ったものが利用されています。インスリンや成長ホルモン、インターフェロン等は、大腸菌などの遺伝子組み換え微生物を用いて大量に生産されています。さらには血清コレステロールや高血圧、血糖値降下機能を有する米やスギ花粉症を緩和する米、ダニアレルギーを緩和する米など、高度な健康機能を有するGM作物の研究も進められています。

 

遺伝子組み換え作物を利用した経口ワクチン

疾患

発現タンパク質

作物

麻疹

赤血球凝集素(H)糖タンパク質

人参

嘔吐下痢症

ロタウィルス表層タンパク質(VP7)

ジャガイモ

大腸菌性下痢

大腸菌耐熱性エンテロトキシンLT-B

トウモロコシ・タバコ・ジャガイモ

コレラ

CT-B トキシンサブユニット

ジャガイモ

狂犬病

狂犬病ウィルス抗原

ほうれん草

B型肝炎

HBs抗原

ジャガイモ

口蹄疫

口蹄疫ウィルス抗原(VP1)

アルファルファ

炭疽

炭疽菌防御因子

タバコ

農業新聞より


 食品では酵素の製造で、チーズを作るときに用いられる凝乳酵素「レンネット」やでんぷん糖の製造に用いられる加水分解酵素「α-アミラーゼ」等の製造にも遺伝子組み換え微生物が使われています。また、日常的に使われる洗剤に含まれる酵素の製造にも遺伝子組み換え微生物が利用されています。

 

環境ストレス耐性のGM作物では、温暖化に対応した耐乾燥性や耐塩性を強化して、栽培面積の拡大を狙っています。オーストラリアでは日本に輸出する小麦が干ばつで被害を受け、日本の食卓を脅かしたりしています。

このように遺伝子組み換え技術は、農業分野、食品分野、医療分野、工業分野など様々な用途で使われようとしています。

 

遺伝子組み換えに対する消費者の拒否反応は、直接口にする食品に対するもので、将来にわたる安全性が立証できない点にあります。しかし、今後の食糧危機を解決する為には遺伝子組み換え作物は必要なのかもしれません。GM作物が適正に使用されるためには、社会の信頼を得ることと消費者の不安を取り除くことが必要です。そのためにはGM作物と非GM作物が共存できるルール作りが必要です。

 

私は、闇雲にバイオ技術を否定するのではなく、きちんとした道徳と社会ルールに沿った運用が必要だと思います。そのためにはもっとバイオ技術について知ることが必要だと感じます。

バイテク情報普及会   http://www.cbijapan.com/index.html


 



 平成21年6月16日


 



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