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今後の食糧戦略2009 No10

 目次を作りました。順番に見てね
 

 今後の食糧戦略2009 No10
(遺伝子組み換え作物の戦略)
 

○GM作物の世界戦略

GM作物栽培の現状と利用目的

 2008年のGM作物の栽培面積

順位

国名

栽培面積(万ha

栽培作物

アメリカ

6,250

ダイズ、トウモロコシ、ワタ、ナタネ、スクワッシュ、パパイヤなど

アルゼンチン

2,100

ダイズ、トウモロコシ、ワタ

ブラジル

1,580

ダイズ、ワタ

カナダ

760

ナタネ、トウモロコシ、ダイズ

インド

760

ワタ

中国

380

ワタ、トマト、ポプラ、ベチュニア、パパイヤ、ピーマン

バラグアイ

270

ダイズ

南アフリカ

180

トウモロコシ、ダイズ、ワタ

農業新聞より


 このように見てみると急増ぶりが分ります。2008年のアメリカの栽培実績では、ダイズの92%、トウモロコシの80%、ワタ86%がGM作物になっています。また、最近のGM作物では2種類以上の機能を備えたものも開発されております。ダイズでは除草剤耐性ダイズしか商品化されていませんが、トウモロコシで草剤耐性と害虫抵抗性の2種類の機能を有するGM作物が商品化されています。また、害虫抵抗性でも2種類の害虫に対応したものなど商品化されています。GM作物での機能別に見ると、害虫抵抗性トウモロコシは全作付けの58%、除草剤耐性トウモロコシは62%で、ワタでは害虫抵抗性が66%、除草剤耐性が71%となっています。このうちトウモロコシでは20%程度、ワタでは37%部分が重複しており、この重複部分が2種類の機能を備えたGM作物だといえます。

遺伝子組み換え技術による品種改良は従来の育苗技術では不可能な面を補い、増産に貢献しています。現在でのGM作物の主流は除草剤耐性と害虫抵抗性ですが、耐病性を備えた作物もすでに生産されています。ハワイ島のパパイヤでは、パパイヤ論点ウイルス(PRSV)抵抗性を持ったものが栽培されています。日本には輸入されてはいませんが現地のパパイヤの多くが遺伝子組み換えパパイヤとなっています。

 

 栄養機能性の面ではダイズで高オレイン酸ダイズが開発され2001年には厚生労働省から食品としての安全性が確認されています。また飼料用の遺伝子組み換えトウモロコシとして高シリコンの遺伝子組み換えトウモロコシについても厚生労働省及び農林水産省から食品及び飼料としての安全性が確認されています。また、発展途上国などではビタミンなどの栄養素を必要量摂取できずに栄養失調などが起きています。世界でビタミンAの摂取不足によって毎年250万人が免疫不全で死亡し、50万人が盲目になっています。この問題を解決する為に遺伝子組み換え技術が使われ、ビタミンAの前駆体であるβ―カロチンを含むゴールデンライスが開発され2011年の実用化を目指しています。

 平成21年6月15日


 



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