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今後の食糧戦略2009 No5


目次を作りました。順番に見てね



今後の食糧戦略2009 No5
(遺伝子組み換え作物の戦略)
 
○GM作物の世界戦略

GM作物

 食糧危機という言葉が新聞紙面に頻繁に登場するようになるとGM作物の話題が浮上してきます。食流危機の原因にバイオ燃料が挙げられ、食料と競合しない資源作物からのバイオ燃料の技術開発が急がれています。また、現在の食糧危機を早急に打開するには、食料の増産が急務とされます。今までの生産方法では対応がおぼつかないため、遺伝子組み換え作物が急増してくるものと思われます。2008年6月30日に米国農務省は、今年の遺伝子組み換え作物の作付け状況は、大豆で昨年の91%から92%へ、トウモロコシで昨年73%から80%に、作付け面積では大豆が前年比17%増、トウモロコシが7%減になると発表しました。

 

GM(遺伝子組み換え)作物の排除(過去ログ 食糧危機と向き合うより 平成205月)

 日本ではGM作物は認められておりません。GMが登場して10年以上になりますが、日本以外の各国ではGMの栽培が拡大してきています。GM作物は1996年にアメリカで170haの生産から始まり、2006年には22カ国で1200haまで成長しています。この10年間で60倍に拡大し、その規模は日本の農地の23倍に匹敵します。現在でもアメリカのダウ・ケミカル社、スイスのシンジェンタシード社、ドイツのバイエルクロップサイエンス社といった世界の大手企業がこぞってGM作物の開発に力を入れています。世界の主要穀物の栽培面積は2006年で67300ha96年と比べて3%の微増でしかありません。このことは従来の作物からGM作物に切り替わっていっていることになります。GMに対して否定的だった欧州でも拡大傾向にあり、現在のような食糧危機が起きるとGM作物の転換を後押しする形となっています。

 日本国内に流通するGM作物はトウモロコシ、大豆、菜種などで1500万トン程度です。日本国内では基本的に店頭でGM作物が並ぶことはなく、加工品にしてもGM作物の表示はないのが殆どです。市販のみそや豆腐などには「遺伝子組み換え大豆不使用」などと表示されています。しかし実際の検査によると納豆や味噌から検出されており、原料の段階で混入されたものまでは排除ができないのが現状です。また、「遺伝子組み換えでない」と表示された商品でも5%未満の範囲で使用は許可されており、醤油や油では表示の規制対象外となっています。

 現在GM作物の生産が行なわれていない国内でも、食糧危機などの問題が深刻化してくると商業生産が行なわれるようになってくる可能性があります。07年に行われた政府の検討会では、花粉症を緩和するGM米や健康に良い機能性食品、バイオ燃料の原料となる多収量のサトウキビなどに限り開発を検討している。 また、バイオ燃料の影響を受け、非GMの大豆からGMのトウモロコシへの転作が進み、さらに今回の食糧問題が浮上してきて非GM大豆の価格は急騰しており、商品に単価を転換できない場合は、倒産する会社も増えてくることが予測されます。


 平成21年6月8日


 



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