<< 今後の食料戦略2009 No2 | main | 今後の食糧戦略2009 No4 >>

今後の食糧戦略2009 No3

目次を作りました。順番に見てね



今後の食糧戦略2009 No3
(遺伝子組み換え作物の戦略)


 

今後の食料供給を脅かすもの

温暖化の影響

 農業新聞より、米国のワシントン大学とスタンフォード大学の研究チームの発表によると、地球温暖化により世界の熱帯地域や亜熱帯地域での気温上昇が激しく、今世紀末までに1900年〜2006年に記録した最高気温を上回る可能性が90%以上あるとしています。作物には受粉できる温度があり、その温度以上になると極端に受粉ができなくなり、結実しません。そうなると次の世代の種子すら採取することも出来なくなることになります。これらの熱帯地域ではトウモロコシや米など生産量が20〜40%減少する恐れがあるとしています。また、温帯でも2003年に西欧を襲った熱波で凡そ5万2千人が死亡しましたが、今世紀末までには常態化する可能性が高いと指摘されています。常態化によってフランスやイタリアでは小麦や家畜飼料の生産量が1/3減少すると予測しています。このような温暖化の影響で世界人口の半分に近い30億人が食糧危機に直面すると言われています。


水不足の影響

 温暖化による異状気象等により水不足が深刻化してきています。また、経済効率の観点からでは工業用水の方が数倍もの経済効果があるとされており、新興国では水の確保と経済成長は比例の関係にあり、水は石油よりも高価になりつつあります。また、世界人口の増加に伴う工業用水の使用料は増えてきており、国境を越える川や地下水等の水の争奪戦が起きております。世界の水sの消費量のうち7割は食糧生産に使われており、現在の状況で養える人口は80億が限度とされ、2030年には世界人口は80億を突破すると予測されています。人類が利用できる水資源は地球全体の0・3〜0.6%程度にしか過ぎず、世界の水使用量はここ40年間で2倍以上にもなっています。特に経済成長の著しいアジアでは世界人口の約60%を占める一方で、降水量は世界の36%にしか過ぎません。経済成長の著しい中国では沿岸部に都市があり、水が沿岸部に集中して送られ内陸部である穀倉地帯では干ばつが深刻化してきています。中国やインドなどの新興国の人口増加は水問題に拍車をかけています。

 

世界人口の影響

今後も人口は増え続け2050年には、91億人になると予測されています。そうすると野菜ばかりでなく肉の消費も増えてきます。肉の消費を増徴するものに中国やインドなどのアジアを中心とした経済成長があります。経済が豊かになると畜産物の消費も増えることになります。しかし、畜産の餌として穀物飼料の需要も拡大してきます。また、エネルギー問題でも、増加する人口に対応していかなければなりません。そうすると穀物は、食糧、飼料、エネルギーの3つの分野でも取り合いとなります。このような状況の中で日本は食糧を確保できるしょうか。今、魚は世界各国で消費されるようになってきました。そのため日本では輸入も厳しくなって、他国との買いつけ競争に負けると言う「買い負け」現象がおきてきています。今後、このような「買い負け現象」が世界各国で起きてくるものと思われます。もうすでに世界は食物戦争へと突入しています。


平成21年6月5日


 



コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< March 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
recommend
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす (JUGEMレビュー »)
森山 晃嗣, Gary F. Gordon, ゲリー・F. ゴードン
ミネラルの大切さが解かります
recommend
免疫革命
免疫革命 (JUGEMレビュー »)
安保 徹
交感神経と副交感神経の関係がわかります。
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM