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戦後の流通変化3

目次を作りました。順番に見てね

今後の青果流通
 各流通段階において今後どのように青果流通が変化してくるのかを消費の変化から考えて見ます。
消費者 :価値の追求と値段の追及の二極化になってくる。また、賢い消費から必要量のみ
     を購入するようになり1品での丸ごと購入はなくなり、1品でも小分け購入へと
     なってくる。

量販店 :消費動向に合わせた小分けの販売へと変わってくる。特売は安売りでなく損をし
     ない得買へ
     と変わるので、大分けから小分け単位への特売へとなってくるので大量販売は望
     めなくなる。よって利益を高めるため量より質の傾向が強くなる。

外食産業:高品位の食事と手ごろな価格帯とに二極化してくる。ジョイフルのような低価格
     帯の店舗が増える。

食品加工:高齢社会のため福祉関係への納めが増える。保険制度の改正などにより病院等
     の納品単価が抑制されてくる。また、その一部では病院経営改善のため栄養価の
     高い高品質の食事も検討される。

仲卸  :単価流通から価値の流通へと変換するため、流通のプロから野菜のプロへの専門
     知識が必要となってくる。消費ニーズに応えるため産地一体型若しくは産地経営
     に着手してくる。

卸   :量の販売が出来なくなり弱者と強者が歴然とし倒産と合併が増える。また、価値
     の追求から卸の産地抱え込みの活動が活発になり、卸の競争は激しくなってくる。
     更に、産直などの直接取引きにより、産地争奪戦へと突入していく。その為には
     野菜の専門知識が必要になってくる。

生産者 :高齢化と政府指導の耕地集積のため大規模化してくるが、個人経営レベルのた
     め破綻が発生する。大規模農業には大企業の資本が参加してくるので、大規模と
     小規模の二極化になってくる。日本の農業形態は小規模の集積であり、耕地の規
     模と集落の規模からも小規模農業の依存度は変わらずにそのまま推移してくると
     思われる。大規模農業は都会への出荷へ、小規模農業は地域での地産地消へと
     明確になってくる。

経済連、農協:中抜きによりJAも例外でなく、生産者の一部ではJA脱退が増えてくる一
     方、生産者との連携を強化を図って商品の価値を高めるようになってくる。その
     ため営農事業部の強化が行われるが、実質的に営農事業部は赤字なのでJAでも
     格差が拡大する。
       また、消費低迷から産地直送の直営店運営の強化、加工事業部の強化が行わ
     れ、商品流通に変化が生じてくる。直営店は当初郊外などで行われてくるが、消
     費の拡大から都心部へと移っていくため、なおさら卸、仲卸の流通に影響を与え
     急激な流通変革が訪れる。

 上述のようなことが想定されてくるのではないかと思うが、これに対して仲卸の防衛機能はどのようにあるべきか・・・・・?

 考える前に考えることの基礎材料がなければなりません。将来を予測するためにはまず野菜を知ることが大切です。また、知識としては流通の知識、消費動向、社会動向、経済動向など総トータルでの知識の蓄積が必要です。知識は考えを行動に変える基です。
1、 野菜ソムリエの育成
・ 土壌知識
・ 生産知識
・ 商品知識(機能性)
・ 選価力(価値の選別)
・ 調理知識
・ 健康知識
・ 環境知識
・ 産地近辺知識

以上が単体における流通の変化の予測ですが、さらに考えておかなければならない事は、複合形態による流通変化です。つまり統合による流通の巨大化です。この形態では通常、同業種での統合が行われますが、市場の拡大と経営効率を考えると、思い当たるのは流通経路による統合です。つまり、生産から販売までの統合へと変化してくるのではないかと思います。特に中抜きがささやかれるなかでは、卸や仲卸を大資本が吸収していくことにより、卸や仲卸がもつ、ニッチでの販売網も手に入れることができるようになります。なぜ、いまさらニッチなのか。巨大化するとどうしても、販売のスキマは拡大します。しかし、現実に言われていることは地産地消です。マクロ経済の細分化です。大きく分けると一つの企業としては巨大ですが、その販売網は地域に接したものであり、地域ごとの販売網であるのです。ここでは大きな資本での吸収としていますが、決して大企業とは言っていません。そう、簡単に考えると経営統合とか、地域でのグループ資本化です。このように考えると卸と仲卸の合併や流通経路における経営統合による効率のアップで、実際の中抜きと同じ効果を生み出すことになります。卸や仲卸を取り込むことで流通効率が上がると、マーケットを拡大していくことにより、中抜き分の消失利益の確保を行うようになってくるものと予測します。複合体における流通変化とは、生産地、卸、仲卸、運送業者、量販店による一貫流通の形態統合の時代になるものと予測します。      

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