<< GDP No4 | main | 経済入門 >>

GDP No5

目次を作りました。順番に見てね


GDP No5
経済の三面等価
 GDP(国内総生産)をいろんな角度から捉えてみることにします。経済の指標を産出するときには、3通りのアプローチがあります。それは「生産」「分配」「支出」からのもので、いずれのアプローチからも等しい結果を導くことができます。

経済の大きさを計算する3つの方法
・生産から見たものは(国内総生産)GDP
 国内総生産=国内総産出額―中間生産物

・分配から見たもの(国内総所得)GDI
 国内総所得=雇用者所得+営業余剰+間接税―補助金+固定資本減耗

・支出から見たものは(国内総支出)GDE
 国内総支出=民間最終消費支出+国内総固定資本形成+在庫品増加
           +政府最終消費支出+海外経常余剰

です。いずれも計算方法は違いますが結果は同じになります。

GDP,GDI,GDEの三面等価
 GDPのアプローチは生産面から行うもので供給という捉え方をしています。供給したものは、所得などとして戻り分配されます。分配されたものはまた、色んな形で支出(需要)となります。この様な考え方で「生産(供給)」「分配」「支出(需要)」は等価となります。
 しかし、実際の経済ではどうでしょうか? 実経済では生産側と需要側が異なるので、生産された、財やサービスが全て販売されることはなく、生産(供給)と支出(需要)は均衡しません。この一致しないものは在庫として調整されます。 この不一致の在庫部分は支出の面において在庫として計上されることによって、三面等価が成り立ちます。

 分配から見たGDPつまり国内総所得(GDI)。生産者が産み出した付加価値は賃金や報酬(雇用者所得)や企業の利益(営業余剰)などとして分配されます。雇用所得の一部は所得税などとして政府に支払われ、企業の営業余剰は利子や配当などとして再分配されます。間接税―補助金は直接税以外の政府の純受取を表しており、固定資本減耗(減価償却費)は出費を伴わないものなので実際には生産者の手元に残るので貯蓄としてみることが出来ます。このように生産されたものは消費や貯蓄となります。

国内総生産(GDP)=国内総所得(GDI)=国内総支出(GDE)
生産からみたGDP  分配から見たGDP  支出から見たGDP
   となります。

ミニメモ
 2008年10月から2008年12月の季節調整済みGDPは、実質で前期比3.3%減、年率換算で12.7%減と、第一次オイルショック以来の急激な落ち込みを記録しました。GDPは内閣府で四半期ごとに推計され、前期からの増減率が経済成長率として表されます。2007年度実質GDPは562兆円(前期比1.9%増)、名目GDPでは515兆円(前期比1.0%増)でした。このうち個人消費が60%弱、輸出が20%弱を占めており、名目GDPでは米国に次ぐ世界第2位(国民一人当たりでは世界19位)です。



平成21年3月17日




コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
recommend
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす (JUGEMレビュー »)
森山 晃嗣, Gary F. Gordon, ゲリー・F. ゴードン
ミネラルの大切さが解かります
recommend
免疫革命
免疫革命 (JUGEMレビュー »)
安保 徹
交感神経と副交感神経の関係がわかります。
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM