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ミスとエラー

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ミスとエラー                  
 どちらも、よく使われる言葉ですが、いったいどのような違いがあるのでしょう。辞書で引いてみても同じようです。「過ち、失敗」などです。日常で使う言葉遣いから考えてみると、ミスは本人が意識している過ち、エラーは、不本意な過ちのような気がします。
簡単に区別してみましょう。
ミス :自覚が伴なう。 自分の技量でカバーできる。
エラー:ミスに気がつかない。 自分の責任範疇でない。 無意識
こんな感じですかね。

 では、ミスとエラーの違いについて、また、改善策について考えてみます。
ミスは、注意を払えば防げることが多く、注意不足と言えるものが殆どではないでしょうか。このような場合の改善はやかましく怒られることです。そして、十分に責任を感じることで、反省が自分の中で始動して、改善へと対策を講じます。
 しかし、問題なのはエラーの方です。エラーはコンピューターでいえば計算不能とか、不足の事態とかに発生します。また、意識のコントロール下にないので、自覚が伴なわない場合が多いのではないでしょうか。自覚がないものに責任の追及は困難です。なぜなら、人には自己防衛の本能があり、なるべくミスやエラーは隠そうとします。ましてやエラーは他人が気がつくものなので、自己責任がないものなら尚更知らん顔になるのではないでしょうか。
 最近のテレビなどで、たまに耳にする言葉に「ヒューマンエラー」があります。これは人為的過ちです。ヒューマンエラーには、ヒューマンファクターがあり、ヒューマンファクターとは人間的な要因という意味があります。つまり、心理的、認知的、生理的な要因が発端となっておこるエラーのことです。また、意識と無意識で取り上げたところの習慣的麻痺(反復的条件反射)もこの部類に入るのではないかと思います。例えば、ほかの考え事をしていて、なにげに車を運転していたら、知らずのうちに、自分の家に帰る道を走っていたりする場合も、同じような風景に反射して、いつもと同じように家に帰る道を走っていた。という場合などです。
 このように反復条件反射や心理的、認知的、生理的な条件反射が起こす意識にない状態で起こるエラーがヒューマンエラーです。これはミスと区別して考える必要があると思います。ヒューマンエラーの場合、真相が表に出ずに、また、誰かが同じようなミスを起こすこともありえます。このような場合に責任の追及を掲げていては、真実は出てきません。人間の生活習慣の中には個々のヒューマンエラーが存在しているという前提で、責任の追及ではなく原因の追究に全力を尽くす必要があります。ヒューマンエラーで有名な話は、アメリカの航空機事故です。アメリカの航空機事故が減少した理由にこのヒューマンエラーの解明をとことん行い、機長には一切の責任を問わず正直にその事故の出来事と、その前後数日の行動をこと細かく調べて、どこに原因があるのか追求して行ったからこそ事故の再発防止に繋がっていきました。
 習慣的麻痺でおこるミスは、このヒューマンエラーに該当するのではないかと思います。会社などで、感覚が麻痺して不正に気がついていても不正を隠す方向に、向いてしまったりするのもそのような心理的な環境を生む原因が何処かにあるのではないでしょうか。ただ、本人が責任を取れば済むというレベルの問題でなく、会社全体として、社会モラルとして、また人として、きちんとした感覚が麻痺しない環境作りや、事故の防止を考えていく必要があると思います。
 上司によっては責任の追及をするのが仕事と思っている方もいるかもしれませんが、大切なことは、原因の追究であり、その原因がただ単なるミスなのか、ヒューマンエラーなのか見極める必要があります。真の原因を追究していかなければ事故の防止には繋がっていかないと思います。
 ここで一つ注意しておきたいことは、原因には、事故の元となる行動に対するものと、どうして、そのような考えや状況になったのかという心理的な側面の原因の二通りを追究していかなければなりません。行動の原因追及のみでは、その解決策は気をつけろとかいう精神論的な防御となります。必要なのは現実に行動に変えられる行動学的な対策です。気持ちを行動に変えられる仕組みづくりが、事故(ミスやエラー)の防止へとなります。

責任の追及ではなく原因の追究をやろう。
責任と原因は次元が違うものと認識しよう。
防御には具体的な行動管理と精神的管理が必要ではないでしょうか?         
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