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地球温暖化No25

目次を作りました。順番に見てね


地球温暖化No25
第3章 地球温暖化と農業
 気象庁によると最近100年間の日本の降水量は、北海道と西日本の一部を除いて減少傾向にあります。これは急激な変化ではなく長期的に徐々に減少をたどってきているので、実感するまでには至っていないのではないでしょうか。しかし、本州中央部ではこの100年間に10%以上の減少を示している地点が多くなってきています。また、この天候は多雨の年とそうでない年とが顕著に現れており、その降水量の差は拡大する傾向にあります。降水が一旦続くと長期に亘り、逆に降水がない日が続く日もあります。さらに降水も一度に大量の雨をもたらす大雨で、洪水などの被害も甚大です。また、乾燥が続くとまったく降水がないためにダムが枯渇する危険さえも増えてきています。
 国内の水使用量は870億㎥で、そのうち農業用水が572億㎥(66%)、工業用水・生活用水は298億㎥(2000年実績)でした。しかし、工業用水・生活用水は年々増加傾向にあり、農業用水の確保が問題となっていています。しかし、新たなダムの建設での水資源の確保は難しくなってきています。私の知るところでも上流にダムがあるところで、途中の取水で河川に一部に水が流れていないところもあります。河川での水量が減ってきているのは見た目でもすぐに分るようになってきており、それも年々減少の傾向にあるように思えます。山林では手入れされていない山林が多く、そのような場所では大雨のごとにがけ崩れがおき、大量の水が河川に流れ込んでいます。そのため上流域からで川が氾濫するようになって来ています。当然周辺の農地も根こそぎ濁流に飲み込まれています。

農業への影響
・害虫の増加と防虫剤の使用回数の増加
・害虫が越冬する
・夜温の上昇による開花に影響
・土壌の温度上昇による土壌菌の繁殖
・寒冷による土壌殺菌の効果がなくなる
・日照不足による生育不良(収穫減少)
・産地の北上
・高低地での減収
・豊作(ある気温までなら)、豊作による収入減
・出荷調整頻度が増す
・果実の着色不足(熟す過程で低温にあたると着色する
・リンゴなどの低温好みの果実が収穫できなくなる
・水の確保が困難になってくる
などなど

バイオエタノールと土壌劣化
 カーボンニュートラルの概念でバイオエタノールの生産が行なわれていますが、ある意見では製造過程で出す二酸化炭素が問題で、現実にはカーボンニュートラルにはならないとされています。また、バイオ燃料の資源作物としてトウモロコシが使用されていますが、土壌の有機質の水準を維持するためには、茎の半分程度は土に戻す必要があります。今後技術が発展し茎全てをバイオ燃料に転換すると今後のトウモロコシの生産にも影響がでてきます。というのは土に戻す有機が少ないと土壌劣化に結びつき、長期的な土壌の質の低下を招くからです。トウモロコシの場合1エーカー(0.4ha)あたり平均して、4tの茎が残ります。そのうち2tがバイオ燃料に転換ができるが、条件として侵食の危険が少なく、耕起を最小限に抑えた土地に限られるとしています。また、同じ土地で大豆を輪作すると、大豆が畑に残すバイオマスが減る為、畑には1t程度のバイオマスしか残らないことになります。そうなると土壌の劣化が避けられなくなってきます。




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