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コンビニ

目次を作りました。順番に見てね


コンビニエンスストアー
 通称コンビニ。今コンビニエンスストアーの深夜営業が議論に上がっています。
発端は京都市長の二酸化炭素削減に絡むものでした。それが市民を巻き込み全国でも大きな議論となっています。欧米ではDO YOU KYOTO?=京都していますか? つまり何か環境に良いことをしていますか? というそうです。京都で行われた京都議定書は、世界市民に大きな投げかを果たしています。そこで今、コンビニの24時間営業のあり方が見直されようとしています。また、問題は環境ばかりでなく現代社会のあり方についても議論を醸しています。24時間営業は、現代人のライフスタイルにとっては切り離せないものとなっており、その社会性が問われようとしています。

 コンビニの特徴である年中無休、24時間営業が環境やライフスタイルにどのような影響を与えているのでしょうか。日本フランチャイズ協会の調べでは、コンビニの数は43,228件で、コンビニの1日の利用者約3500万人、日本国民の4人に1人の割合で利用しています。24時間営業が始まったのは1975年からで、現在夜の11時から翌朝7時までの利用客数は約500万人です。コンビニの深夜の利用は、宅配の受け取り・公共料金の支払い・ATMの使用・薬など、利用する客は様々です。また、個人的な利用のほかに田舎などや危険な場所での防犯、女性などの逃げ込み場、災害時の支援の場としても活用されています。防犯面では、年々交番の数は減少傾向にあり、現在の交番の数は13,308件でコンビニの43,228件の3分の1以下となっています。こうした中、深夜の防犯の役目として、警察からも協力を求められています。コンビニへの深夜の女性の駆け込みは去年1年間で1万3000件に上ります。
 しかし、その逆に若者の溜まり場や強盗などの犯罪の誘発なども指摘されています。昨年、深夜に補導された少年の数は凡そ80万件で、この10年間で3倍以上になっています。公共料金を取り扱うようになったコンビニには、深夜でも多額のお金が集まり手薄なことも相まって強盗に狙われています。平成19年の警視庁統計によると、小売店を狙った強盗のうち51.1%がコンビニで、2番目のスーパーマーケットの15・6%を大きく引き離しています。客が減る深夜の2時から4時までの2時間がもっとも危険な時間帯とされています。
このようにコンビニには、正と反の二面性を持っています。
 時代とともにコンビニは益々便利になり様々なサービスを提供してくれる生活基盤へと変化してきています。コンビニの進化と平行して夜の活動がし易くなり、夜型の社会形成が出来てきています。NHK国民生活時間調査での午後11時に起きている人の割合は1970年には24%だったものが2005年には48%と1970年の四人に一人の割合から二人に一人の割合になってきています。都会ではこの傾向がいっそう強くなってきています。経済の発展による深夜までの活動とコンビニの24時間営業が、互いを助け合う形での相関関係が成り立っています。

 現代の社会では、24時間の流通が行われているので、ドライブインが減少するなかで深夜のコンビニは必要不可欠となってきています。また、統廃合の進む過疎地域では、商店街の閉鎖などからもコンビニは必要とされます。更に、高齢が進む社会では遠くまで移動することが出来なくなるため、近所にあるコンビニに対する期待も膨れてきます。すでに私たちの生活の中では、コンビニはなくてはならないものとなっており、深夜営業も生活の一部となっています。

 温暖化の槍玉に挙げられたコンビニエンスストアー業界では反論として、この20年間に20%二酸化炭素を削減したと訴えています。仮に深夜営業を止めたとしても、冷蔵庫などの電気製品は稼動しているので、業界全体でも4%程度の削減しか見込めないとしています。
しかし、コンビニも深夜営業では赤字となりやすく、割高な深夜の人件費を賄うほど利益が出ていないのが実態です。都会ではそうでないかも知れませんが地方に行くほど深夜の時間帯の利用は減っています。そうするとオーナーは自らが深夜の店番をしなければならないことになり、昼間は奥さんが店番をするといったすれ違いの生活となります。そうなると家庭の崩壊へと進んでいきます。また、オーナーは本部との契約で深夜営業(24時間営業)の契約を結んでいるため止めることも出来ません(契約の内容によっては期間の設定があります)。店のオーナーでありながら実態は雇われ以上に厳しいものです。
長野県軽井沢町では夜11時には閉店をします。これは30数年前から行われており、深夜営業をせずとも経営がちゃんとなりたっており、本部に払うロイヤルティもきちんと支払われています。利益がきちんと上がっていれば時間的な制約を受けにことになります。また、呉では町からの要望で深夜の営業はしないという条件でオープンしたコンビニもあります。

 コンビニエンスストアーの問題は、昼間よりエネルギーをより多く消費する夜型の暮らしのあり方が問題だとしてコンビニが問題となったわけで、問題の核心は夜型の暮らしのあり方です。自分の生活のあり方を見直すいい機会ですね。
平成20年12月24日

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