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今後の社会と農業-6

目次を作りました。順番に見てね

社会・経済
持続的競争優位
 経済市場の優位性は市場を開拓した企業だけのものでなく、また商品を新開発した企業だけとも限らず、競争力のある会社が優位です。では競争力のある会社とはどのような企業なのでしょうか?そもそも企業の使命は永遠ではなくてはならないことを前提としていますので、その観点から考えてみても持続的な競争力が必要となってきます。それは相手との力関係によって決まるものであり、その力関係をどのような視点から見ればいいのでしょうか、この視点分析をVRIO(ブリオ)分析という手法で考えてみることができます。
 VRIO分析とはValue(価値),Rarity(希少性),Imitability(模倣性),Organization(組織)で経営戦略の有効性を図るものです。

持続的競争優位の検討
評価査定価 値希少性模倣性組織力
劣 位×
同 位〇(商品)
一時的優位〇(サービス)〇(シェア)△(技術)
持続的優位(リピーター)〇(ニッチ)〇(特許)〇(コミュニケ)

Value(価値):そもそも価値を持っているのか
商品としての製品価値なのか、商品に付加するサービス価値なのか、双方を含めたリピーターを生む価値なのか

Rarity(希少性):同業他社が保有してないのか
類似品はないのか、充分なシェアを確保する事が出来るのか、それとも隙間産業的なニッチで日本一なのか

Imitability(模倣性):模倣が困難な仕組みなのか
  技術的に模倣が困難であるのか、また開発時間的に困難であるのか、開発資金的に困難であるのか、それともそもそも特許で権利を抑えることができるのか

Organization(組織):経営資源を生かす組織風土なのか
  組織としての力を発揮するには信頼関係であるコミニュケができているのか、その組織は個人の能力を引出し発揮させる環境を整えているのか、お互いがフォローしあえる組織としての能力をもっているのか


コンピテンシー
 コンピテンシーとは特別な能力でなくその人が持っている能力で普段において何気なく発揮できる持続可能な能力のことをさしています。企業にとっての必要な能力とは成果につながる能力をいいます。コンピンテンシーでは能力のレベルをいうのではなくその人にあった能力で個人差があります。コンピテンシーでいう能力は能力のレベル(高さ)でなくもっている能力を効果的に活用して成果に結びつけることが出来るかが課題です。つまり成果自体の内容でなくその質の高さを能力としてみています。もう少し簡単にいうとその人のレベルの高さに合った質の高い成果を満たすことです。コンピテンシーではこのことを「成果の再現性の高さ」として能力をみています。
成果には大きく分けて「再現性のある成果」「一度限りの成果」の2種類があります。前者を実力、後者を運といいます。この「再現性の高さが成果の質レベルである」とし能力としてみられます。現代社会ではどのような環境の変化においても繰り返し発揮できる能力がもとめられています。成果の生み出し方を見ていけば、こんな道具で、このように活用して、こんな判断で、こんなやり方をして行っているという工程が必要で、だからこそ次回もより高い成果を生み出す事が出来るということが判断できます。コンピテンシーは個人的な能力にとどまらず組織としての能力としても言えることで、個人が充分な能力を発揮できる環境を提供する事が会社の責任となり、組織はそれら能力を束ねることで組織力を発揮します。コンピテンシーを発揮するのに必要な能力を「アビリティ」といい、これはできる・やれるという意味の能力です。成果を見える能力とするならばアビリティは見えない能力、基礎能力です。見える能力はこの見えない能力があってこそ成立するものです。

顧客満足(Customers Satisfaction)
 最近良く言われることは市場の変化が売り手市場から消費者市場へとなってきていることです。消費者市場は顧客主義であり顧客のニーズにあった商品の提供が不可欠です。この顧客満足を満たすものは物的なものと精神的なものとがあり、最近では「癒し系」と言われるように精神的な顧客満足が求められるようになっています。現代社会では社会的ストレスからこのような癒し系である付加価値サービスが求められており、サービスの違いが顧客の支持の差につながってきます。このサービスの差が付加価値として利益をもたらすことになります。顧客の支持を得るためには顧客の個人個人にあったニーズに応えなくてはならず、顧客満足は「不特定多数の顧客満足」から「個人に対する個客満足」が求められるようになりました。この個人に対する顧客満足を「Personal Satisfaction」といいます。現在の車産業ではオプション品が大量に多種に亘り用意されており、規格製品の中から選ばさせて販売する方法から消費者個人のオーダーメイドによる注文生産となっています。

ホスビタリティ
 前述した癒し系が受けている理由の一つに豊かさの変化があります。内閣府の「国民生活に関する世論調査」では今後の生活についてのアンケートでは「貯蓄」より「毎日の生活を充実させて楽しむ」が2倍近くの54%の回答を得ています。さらに今後の生活では「物の豊かさ」より「心の豊かさ」を重視する割合が急増しており57%の回答を得ています。このことからも癒し系が受けることが分かります。このような心の動きを察しケアする事をホスタビリティといい経営の要素の中に取り入れられようとしています。現代社会では日常生活に必要なものはすべて手に入るし各人持っています。物の豊かさを感じている消費者は心を豊かにしてくれるものやサービスを手に入れることで、より充実した生活を送りたいと望んでいます。その傾向はバブル崩壊後強くなってきており消費の使途別2極化が窺えます。所得の高い消費者が高級なものを買う反面ディスカントショップで少しでも価格の安いものを求めたりしています。このような使い分けで満足を得ています。

消費者が心の豊かさを実感する三つの「楽」
このような豊かさを感じたり、ゆとりを持って充実して毎日を送るための条件として三つの楽が必要です。
心の豊かさ
 ease  :容易、気軽   ・ 楽にできること
comfort:快適、安心、余裕 ・ 楽になれること
pleasure:楽しむ、喜び  ・ 楽しめること
 これら要素を取り入れて成功したものにコンビニ、ブランド店、バリアフリー、携帯電話などが上げられると思います。これらは当初から心の豊かさを計画してできたものでなく消費ニーズに応えた対応がこれらの3条件を満たしたものだと思います。しかし今後の経営では最初から計画されたものでなくてはこの消費戦争には勝ち残れない状況になってきているように思えます。

コンプライアンス
 最近社会的問題となったのが自動者業界でのリコールの隠蔽、食品業界での食中毒・BSE・表示義務違反、造船所による助成金の不正受給などモラルある社会では考えられないような事が平然と企業内で当たり前のこととして慢性化して処理されていました。経済活動を正常化して知識社会への移行をスムーズに行わなければいつまでたっても経済の安定成長はあり得ませんし、消費者の支持は得る事ができません。この知識社会への移行のためのツールの一つとなるものがコンプライアンスマネージメントシステム(Compliance Management System)「CMS」です。「CMS」とは法令や社会規範に従って企業経営を営む事をいい、企業の社会的な責任を遵守するための仕組みを基本とします。このことは前述したところのリスク管理システムを重複するところであり、仕組みを実行するところと査察するところを別々の期間として設置し、その間には情報交換が必要です。消費者の支持を得るためには消費者契約法の意味やそれが規定された社会的な背景の理解を基に販売戦略のあり方を考えることが必要です。

CMSの導入の利点
・経営リスク・事業運営リスクの回避
・法遵守、企業倫理の確立
・企業の社会的使命の実践
・企業イメージの向上
・アカウタビリティ(情報公開)の確保

研究開発機関との連携
 企業が新しい商品開発をするときには研究が必要でありますが中小企業では極まれな場合を除いてそのような開発の余裕を持っている企業は少なく資金的にも困難な場合が多々あります。また、どのような技術を活用していいかも分からないのが現状です。成功している企業の例をとって見ますと既存の研究機関との連携による開発も珍しくはありません。  
これは研究成果を社会に出したい研究者と技術のない企業がうまく連携する事でお互いの成果が社会に公開され利益をもたらすといった一つの仕組みの中で生まれてくるものです。    
 これを支援するのがTLO(Technology Licensing Organization)という技術移転機関です。技術移転機関(TLO)では大学や研究機関が創出した研究成果から市場性の認められるもの(技術シーズ)を発掘・特許化し、その技術シーズを必要とする民間企業などに技術移転することを目的としています。                 



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