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トレサビリティ

目次を作りました。順番に見てね


トレサビリティ
 三笠フーズの事故米騒動(2008/9)で問題となっているのが流通経路が複雑になっており、消費者までの過程を洗い出すのに苦労しています。更に中国のミルク事件など食に関する事故が後を絶ちません。しかし、疑問に思うのが、あれ程までに流通経路を明確にして食の安全を謳っていたトレサビリティは、機能していなかったのだろうか? トレサビリティは遡及できる仕組みになっているはずなのが、現実には遡及が難しいのはどうしてなんだろう? ICチップを使ったトレサビリティも盛んに行われているようだが、嘘に対しては効果を持たないのだろうか? そもそも物流と商流に相違があること自体がおかしいのではないだろうか。物と伝票の流れが違うことがなぜ起こるのだろうか?トレサビリティでは、商流(伝票)の経歴は分かっても、物流の経歴は分からないようになっています。物に対してトレサビリティが付いているのではなく、商流(伝票)と一緒に付帯して動いていることを証明しているのではないでしょうか。遡及(トレース)するのは物流であり、その行動です。

     商  流               物 流
                  
     卸 元  A             卸 元  A
      ↓                   ↓
     業 者  B             業 者  B
      ↓                   ↓
     業 者  C
      ↓                   ↓
     業 者  D
      ↓                   ↓
    小売元   E             小売元   E

商流トレサビリティ
商流は伝票で遡及できるが、実際の動きである物流が不明。

 トレサビリティとは、遡及という意味ですが、流通経路を複雑にして商流と物流の不一致を誤魔化すものではありません。ここで問題となるのが事実と違うことが事実として記載されているということです。物流が直接小売元のEに行くのならば、伝票も同じようにならなければなりません。上記でいうと商流の業者Cと業者Dは物流の実態がないので、仕入や売上を立てられません。そうなると業者C・Dは手数料収入ということになります。結果は同じでも事実通りの商流をしなければトレサビリティとして機能しません。事実を曲げた解釈は作り物となります。
 商流と物流は一致することが原則です(商物一致)。例え産地直送の商品であっても仲介業者は必ず現地で商品を確認をしなければ、商物一致にはなりません。商物一致は商品に対する保証でもあるわけです。

 以上のようなことから私なりの見解は、トレサビリティには商品に付帯することを義務付けるとともに、運送会社にもその義務を負わせる必要性があると思います。トレサビリティの目的は、遡及であるので、その商品の物流に関わったもの全ての経路が明確にならなければなりません。生産者から消費者に渡るまでの、日数、経路、品質などすべての項目に渡り、その履歴が必要となります

トレサビリティの意義
 トレサビリティの意味は遡及ですが、その意味の奥にあるものは何でしょうか? 遡及することで手を抜いたことが出来ないようにすることが可能となります。つまり責任を負わすことが出来ることになります。自分の名前が公表されるのですから不誠実な仕事をするわけにはいきません。流通に携わる全ての人が責任を持った行動をすれば、確かな商品流通となります。
トレサビリティの意義
1、 流通経路の遡及(実際の物流)
2、 責任の認識(負荷)
3、 安全への認識向上
4、 仕組みに対する認識向上


 トレサビリティは、その仕組みそのものが商品価値として扱われます。トレサビリティは安全を保障した仕組みなので、そこに信用という価値が付加されます。トレサビリティを蔑(ないがし)ろにするということは、信用しないでくださいとうことをアピールしていることになります。そのような会社は倒産が待っているだけです。

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