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土壌劣化No10

目次を作りました。順番に見てね


土壌劣化と有機農業No10
野菜とミネラル
 日本の農地は狭く、肥沃な土壌ではありません。その為、収穫量の向上を図るには多くの化学肥料や農薬を使うことは、やむを得ませんでした。ところが、こうしたことにより、そこで育った作物に含まれるミネラルは急速に減少していきます。過剰な化学肥料の投入や農薬散布は、一時的な収量を増加させますが、その反面では、土壌に含まれるミネラル成分を減少させ、土壌中の虫類を駆逐し、更に土壌中の微生物相を変えてしまいます。毎年この様なことが繰り返され、土壌はますます悪化していきます。
 作物が根から十分なミネラルを吸収するには、土壌微生物の有機質の分解と十分な時間が必要です。しかし、収量を増やす為に、促成栽培を行いミネラル分が不十分な作物が収穫しています。また、一度作物を育てると土壌は一時的にやせてしまいます。それを回復させるためは土壌を十分に休ませる必要があります。しかし、毎年の収穫によりやせた土壌を酷使し、作物のミネラル分は減少するばかりです。

野菜の栄養変化
 「日本食品標準成分表初版(科学技術庁,1950年)」によると、ほうれんそう100g中に含まれるビタミンCは150mgとなっています。ところが、32年経過した四訂版(1982年)では、半分以下の65mgになっています。さらに5訂版(2000年)では35mgと1950年と比べると1/4以下です。また、ビタミンAについては、1950年には8000IUだったのが1982年には1700IUに激減しています。鉄分はというと、1950年には13mgだったのが1982年には3.7mg、2000年では2.0mgと1/6以下に激減しています。春菊については1/5以下に、にら、わけぎについては殆ど鉄分を含まない状態になっています。他のニンジンやキャベツなどの野菜も、同じように色々な栄養成分が激減しています。調査の仕方によっては多少違いがあると思いますが栄養価が激減していることは間違いありません。これでは将来の野菜の栄養価はなくなってしまうのではないでしょうか。

ビタミンC 100gあたり
年代/品名ホウレン草にんじんキャベツ春菊
1950年150 10 80 50
1982年654421
2000年354119

鉄分 100gあたり
年代/品名ホウレン草にらわけぎ春菊
1950年13.019.017.09.0
1982年3.70.60.51・9
2000年2.00.70.41.7


栄養価の問題と土壌劣化の問題を考えたとき、有機循環農業の必要性を感じます。




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