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土壌劣化No8

目次を作りました。順番に見てね


土壌劣化No8
D,地下水の枯渇
 農業にとって、水は必要不可欠です。水のないところでは作物は生育できません。
中国の農業生産地である黄河流域では現在深刻な状況に追い込まれています。それは断流という水不足問題です。50年前まで豊富にあった黄河流域の水資源は開発と都市化により1985年頃から川底が年に数度現れるようになり、現在では頻繁に起きています。このため地下水も枯渇して農業にも生命にも深刻な状況となっています。土地の乾燥により地中から塩が噴出し塩害をもたらし、塩害をなくす為にはさらに水をまく必要があります。黄河流域では20世紀後半食糧増産のため毛沢東の指揮のもと黄河流域に広大な農地を作り爆発的に増える人口の食糧基地として機能することになりました。がこの50年で水の需要は3倍なり断流を招くことになりこの結果農業を営むことが困難になってきています。
 また、アメリカなどでは、センターピポット方式による農業が行われています。これは畑の中心からポンプで汲み上げた地下水を、中心から外側に伸びた散水装置で、ポンプを中心に軸にして円を描きながら移動、散水をするものです。これを上空から見ると大きな円の中に緑が一面と広がっています。
写真参考http://mustfa.web.infoseek.co.jp/01usa/01usa09.html
 しかし、大量の水を汲み上げるので、いずれ地下水は枯渇して、枯れて放棄された茶色いセンターピポットが残ります。このような耕作放棄地は、砂漠化の原因にもなっています。一般的に言われていることは、穀物1トンを作るのに千トンの水が必要とされます。

今後の農業
 これらのほかにも、土壌浸食、風化、温暖化の影響、連作障害によるもの、経済的あるいは担い手の問題などによる耕作放棄など、土壌劣化を引きおこす原因は、多々あります。いずれにせよ永続的な農業を営むためには持続可能な土地利用を考えていかなければなりません。そのためには、農業を地球の循環システムの一部に組み込んでいかなければなりません。


持続可能な農業
 土壌劣化を防ぎ持続可能な農業を営むためには、どのようなことをしなければならないのでしょうか。その為には、二つのことを上手くかみ合わせていかなければならないと思います。一つは「土壌劣化を起こさない農業生産のあり方」。もう一つは「資源の枯渇を招かない循環型農業の確立」です。この二つのテーマを同時に成立させることの出来る農業生産は、あるのでしょうか? 土壌劣化の対策として考えられるのは、土壌を育てるということです。また、循環型農業においても生きた土を作るという点で共通性があります。この共通であるところの農業生産の方式は、有機農業ということになります。ここで目指す有機農業とは、「地力(生命力)のある土壌作り」です。




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