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土壌劣化No3

目次を作りました。順番に見てね


土壌劣化と有機農業No3
塩類集積
 塩類というと、すぐに思いつくのが塩(しお)です。でも実際には塩類とは化学的には塩(しお)のことではなく、ちゅっと難しい定義があります。 フリー百科事典『ウィキペディア』によると「塩基(えんき)とは化学において、酸と対になってはたらく物質のこと。一般に、プロトン (H+)を受け取る、または電子対を与える化学種。またアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属などの水酸化物あるいはアンモニア、アミンなど水溶液が塩基性を示す物質を総称してアルカリと呼ぶ[1](灰を意味するアラビア語に由来する)。化学の歴史の中で、概念の拡大をともないながら定義が考え直されてきたことで、何種類かの塩基の定義が存在する。塩基としてはたらく性質を塩基性という。酸、塩基の定義は相対的な概念であるため、ある系で塩基である物質が、別の系では酸としてはたらくことも珍しくはない。例えば、水は、塩化水素に対しては、プロトンを受け取るブレンステッド塩基として振る舞うが、アンモニアに対しては、プロトンを与えるブレンステッド酸として作用する。」となっています。
 私も解からないのですが簡単に言うと、ここでいう塩類とは、いわゆる塩化ナトリウムの食塩ではなく、炭酸塩や硫酸塩、マグネシウムやカルシウムなどをふくんだ無機塩類の総称のことです。つまり作物に与える肥料成分の一部のことかな。

 では、塩類集積がなぜおこるのでしょうか?
 農耕地として不適切に大量の灌漑が行われると、地下水位が上昇し粘土質の細い毛細管によって水が地表までとどくようになります。そして地表面での水の蒸発と毛細管現象を伴いながら水が絶えず土壌表面に供給され、土壌の能力以上に投入されて、地下に蓄積された肥料成分である塩類が、この水の流れに合わせて土壌表面に向かって移動し、水分が蒸発して地表面に塩類だけが集積され、塩類土壌が生成されます。このとき集積する塩類は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウムなどです。過剰な肥料の投入は土壌にたくさんの塩類を集積することになり、それが土壌劣化を引き起こしています。また、塩類は一定濃度を超えると植物の吸水を困難にさせます。そのため収量が落ちていき、最終的には耕作できない土地と変わります。




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