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食糧危機と向き合うNo7

目次を作りました。順番に見てね


食糧危機と向き合うNo7
バイオ燃料生産中止
 国連人権理事会で定期報告をしている飢餓問題専門家のジグレール氏は、先日の記者会見で穀物を原料としたバイオ燃料の生産中止を訴えた。同氏はこの1年間で小麦の価格は130%、大豆は87%、トウモロコシは53%も上がり、原油価格の高騰で輸送費も上昇したため、食糧援助を行っているWFP(世界食糧計画)の穀物購買力は40%も落ち込んでいる。また、温暖化対策としてEUは2020年までに輸送燃料の10%をバイオ燃料で賄うことを目標としているが、EUだけでは生産が足らず、食料価格の高騰で一番被害を受けているアフリカにも生産をさせることになるとして警鐘を鳴らしています。
 また、OPEC(石油輸出機構)に加盟するカタールの石油相は4月20日ローマの記者会見で、「自動車に乗るべきか、食べるべきか。世界は大きな問題に直面している」としてバイオ燃料に対する批判を行った。また他にもそのような批判が高まっており、バイオ燃料に対する施策の見直しが言われています。(日本農業新聞より)

食糧サミット
 今後行われる食糧問題へのサミットは、6月に行われるFAO(国連食糧農業機関)会議、そして7月に行われる先進国首脳会議(洞爺湖サミット)でも取り上げられるようになっています。食糧支援のあり方や食糧と競合しないバイオ燃料のあり方など議論される模様です。バイオ燃料に疑義を唱える食糧危機に直面しているアジアや南米、アフリカ、さらに石油産出国やEUとバイオ燃料を推進する米国やブラジルなどの協議の行方が今後のバイオ燃料の方向性を決めていくものと思われます。食糧・燃料・環境の調和と各国のバランスを如何にとっていくのかという難しい課題が待ち受けています。

日本の政策
減反政策と矛盾
 海外では穀物相場の上昇を受けて、穀物を入手できなきという非常事態が起きています。特にアジアでは不作も加わり、米が不足し配給物資をめぐって死人がでるという非常事態が起きています。フィリピン、カンボジア、エジプト、インド、ベトナム、パキスタン、インドネシアなど深刻な問題となっています。また、ワールドウォッチの2008年1月の記事によると、世界の穀物在庫量は過去最悪の状態に陥り54日分の在庫しかなく、さらに取り崩していっているのが現状です。しかし日本では米が余り相場が崩れて値段が下落しています。また、政府は減反や転作に交付金を出して、米の減産を進めようとしています。
 国内の米の消費はここ最近年9万トンのペースで下降してきており、国民の米離れが懸念されています。政府は2007年度の米の需要量を838万トンと予測を立てましたが、実際に生産されたお米は854万トンでぢた。この結果米の過剰生産となり約7万haの過剰作付けとなりました。政府は2008年度のお米の需要量を819万トンと予測をしております。2008年の米の生産調整は、需要減少分も加えると10万haの作付けを減らす必要があります。2007年度の作付け面積は164万haでしたが、2008年度の作付け面積は154万ha、生産目標量815万トンを目標にしています。
 さらに、政府米として政府倉庫に備蓄されている米は100万トンもあり、需要が減少する中において、これ以上の備蓄の積み増しは出来ない状態となっています。このことについて政府は日本が海外から輸入するミニマムアクセス(最低輸入機械)米として、年77万トンを輸入しており、このうち約10万トンが主食用としてのSBS(売買同時入札)米で、それと同量以上を備蓄米から飼料や海外援助に充てているため、輸入米は国内の需給に影響を与えていないとしています。
 では、国内の生産調整を緩和するために輸出の問題が浮上しますが、国際相場の米の相場は日本の相場の比ではなく、タイ米(長粒種)で1トン約8万円、日本と同じ短粒種でも1トン15万程度、日本の国内相場では1トン25万円(60kgで1万5千円)と価格差は非常に大きなものとなっています。いくら海外で米の相場が上昇しても、日本からの輸出は厳しいものがあります。




参考になりますワールドウォッチジャパン
ワールドウォッチジャパン(08/04/15転載承認済み)


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