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農業生産法人26

目次を作りました。順番に見てね


農業生産法人26
農業生産法人設立企画書
はじめに
 最近の食糧事情を見ていると、流通はグローバル化の一途をたどり、なおさら複雑になってきています。このような中日本の自給率は低下しており、カロリーベースでの総合食料自給率は、昭和40年に、73%だったものが、平成10年度に、40%となり、ここ6年は連続して40%と横ばいで推移しています。また、穀物自給率(重量ベース)をみると、昭和40年に62%だったものが、平成15年度には27%に低下しており、3割にも満たなくなっています。自給率の低下が農業に与える影響も甚大です。このままの現状では、日本の農業は衰退していくばかりです。農業は地域と密接な関係にあり、地方における農業の衰退は経済にも大きなダメージを与えるものと思われます。そこで日本の現状を再認識して、農業の発展に努めていきたいものです。

○日本の状況
食糧危機と農業
 今まさに食料戦争に突入しようとしています。今の日本にあってはとても考えられないことですが、もう近い将来国内で起こりうることです。先日の食料自給率の発表では2006年度の国内自給率はエネルギー換算で40%を割り39%へ低下しました。政府は2000年に目標としたのは2010年に自給率を45%にするというものでした。しかし、目標達成が困難と判断した政府は2005年に修正案を出し、2015年に45%達成としました。しかし、2006年の食料自給率は39%となってしまいました。政府が示した目標40%すら維持できない状態になってきています。想像してみてください。食卓に上る食事の60%が外国産という現状を。農業が衰退してきている現状からすると、自給率の低下傾向は加速するものと思われます。そうすると私たちの食卓から国産のものなくなり、海外製品で「命」を繋いでいかなければなりません。日本の食糧危機は現実に起こっています。
 国家の存亡としてあげられることは、エネルギーの確保、軍事的防衛、食料の生産です。この3つが「国家安全保障」と言う国防で日本国を守る要です。しかし、日本はその内、エネルギーのみならず食料すらも海外に依存することになります。日本も戦国時代には兵糧攻めといって、敵方の食糧を断つことで、兵力を温存して勝利を収めようとしました。今の日本は、まさに兵糧攻めに合うとひとたまりもない瀕死の状態になっています。
 自給率が低下すると輸入は増えます。WTO農業交渉で関税が撤廃されると日本は輸入天国です。しかし輸入拡大には恐ろしい問題が隠されています。過去アメリカは日本に対して関税の撤廃を求め、輸出の拡大を図りました。しかし、自国が凶作に見舞われると輸出の規制を行い自国の食糧確保に努めました。いくら関税が撤廃され自由化になろうと、輸出国が日本の食料の保障をしてくれるわけではありません。それでも輸出をする国があるとすれば、経済的効果のみを求めたもので、安全が保障されていない食料を輸出することになるでしょう。食糧問題は核に匹敵する力をもっています。

自給率低下が及ぼす影響
政治:
現在は国際社会で政治の問題でも力関係が物を言います。しかし、日本は自ら相手国に外交カードを与えています。日本国に圧力を掛ける場合には輸出の停止を武器にすることで、容易に要望を通すことは可能でしょう。日本が太平洋戦争に入った原因にエネルギーの輸出制限に対する問題があったからです。食料の輸出制限はエネルギーの問題よりも、尚一層厳しいものがあります。日本は自ら国際的な圧力を受けるように自虐的行為を行っています。

水:
 食料の輸入は水の輸入でもあります。穀物1トンを作るのに必要とされる水は1000トンです。穀物1に対して水は1000倍必要です。穀物1t=水1000tに相当することを考えると、穀物の輸入は最も効率的な水の輸入ということになります。世界の水事情は悪化を辿っています。地域によっては耐水層までもが枯渇している状況です。地球上で使える水の量は、水全体の3%でしかありません。この3%とは淡水の割合です。この3%の淡水を工業用と食料用で取り合っているわけです。穀物の将来は水の将来でもあるわけです。日本国内の地下水位が低下してきているにも拘らず、近い将来日本は穀物の輸入の代償として水を負担しなければならないことになるかもしれません。

環境:
 輸入の問題は環境問題にも直結しています。環境負荷に対する指標としてフードマイレージがあります。これは温暖化に対するもので、輸入距離×二酸化炭素排出量で地球に対する温室ガスの排出量で環境の負荷を表しています。輸入量が多いほど、また、輸入距離が長いほどフードマイレージは高くなります。日本は世界的に見ても環境に対する負荷が多い国でしょう。そうするとフードマイレージに絡んでくるのが二酸化炭素の排出権の問題です。今世界ではこの排出権をめぐって取引が盛んに行われています。今後輸入大国は排出権を買わなければ輸入ができなくなるのではないでしょうか?

汚染:
 穀物を輸入すると言うことは、その中に含まれる窒素も輸入していることになります。地下水や土壌の汚染問題の原因に窒素があります。食物等で輸入された窒素は廃棄され自然環境に還元されます。海外から食べ物や飼料として輸入される窒素は約92万tです。米の輸入を例にとって見ると、米の殆どを輸入する場合日本の農地で循環可能な窒素の限界量に対して、食料由来の窒素の環境全体の排出量の比率は現状の1.9倍から2.7倍になるものと推測されます。これらが循環されずに自然環境に蓄積され、地下水や土壌汚染への元となっています。




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