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農業生産法人25

目次を作りました。順番に見てね


農業生産法人25
法人設立時の資金の考え方
出資金の決定
 ここまでの回転率については、設備投資金額から見たものでしたが、会社の経営では、会社のすべてのお金に対する効率をみるので、分母を総資本として回転率を計算します。この総資本に対する回転率のことを総資本回転率といいます。総資本回転率=1年間の売上÷会社のすべての資本となります。ここで注意してもらいたいのは資本=資金ではありません。資本というのは、お金のことではなく会社が調達した資金のことを指しています。例えば借入金や買掛金なども資本です。資本を簡単に言うと現物出資や借入れ、投資や債務などで集めたお金全般のことです。経営全体で投資を考えるときの、資金効率は、総資本回転率で表されます。「総資本回転率 = 売上 ÷ 総資本」となります。法人設立当初は資産は必要最低限しかないので、「運転資金+設備資金=総資産」 総資産と総資本は同額なので、「総資産の額 = 総資本の額」 となります。
 
出資金の算出
 さて、ここで農業における回転率について考えると、露地など施設を使わないものだと1回転、施設を利用するもので2〜3回転以上となります。回転率については詳しい資料がないのでなんともいえませんが、天候などに恵まれた場合には、施設園芸でも5回転というものもあるそうです。ただし、ある農業生産法人のデーターでは、23年間のデーターで、平均が1.57回となっていました。これは、法人立上げ数年は総資本も小さく回転率がよかったのですが、利益が出てきて自己資本が増えてくると、次第に回転率が悪くなり、1回転を切ることもあったそうです。
 例えば、総資本回転率の目標を3回転し、生産計画から売上を9千万すると総資本は、3千万となります。設立時の総資本は、出資金と同額になるので、出資金は3千万となります。このようにして、最初の出資金の金額を算出して検討していきます。
 出資金の額が決まれば、実際に出資が可能かどうかを検討します。出資金を抑える方法としては、リースや賃借を活用する方法と、助成金や交付金などの支援を受ける方法などが考えられます。

 また、出資金を考える場合には、運転資金の手当ても考えておかなければなりません。農業生産の場合手元にお金が入るのに半年くらいかかるので、その分の運転資金も考慮しておかなければなりません。また、設備投資を借入れで賄った場合は、返済金も勘定に入れて計算しておかなければなりません。
 
このようなことを踏まえて出資金を考えると
資本金(出資金)=運転資金+ランニングコスト×2年分+返済金×2年分+投資金額
とすることがベストではないでしょうか。また、このときの総資本回転率も考慮しておかなければあなりません。
 ここまでのことを整理すると、総資本回転率・売上・出資金のバランスをとることが必要だと言うことが解かってもらええたのではないでしょうか。また、最初に利益率よりも総資本回転率に注視したのは、資金が焦げ付けば即倒産を意味しているからです。資金の回転を上手くすることがまず必要だからです。
 このようなことを注意しながら、資本金の設定を行って下さい。




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