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農業生産法人24

目次を作りました。順番に見てね


農業生産法人24
法人設立時の資金の考え方
総資産の検討
 設備投資の検討で会社の大まかな総資産が決まります。総資産とは会社が保有する資産でのことで、資金的に見ると資金の使途となります。設立時における会社の資産は、投資を最低限に抑えるようにして、身軽にしておきます。一般的には設立後数年は利益が上がらないので、設立時から資金を使いすぎると、資金ショートを起こすことになります。設備等の初期投資においては購入するばかりでなく、リースや賃借を活用することで初期投資を抑えて設備を利用することができるようになります。
 設備効率の問題では、設備投資額に見合う売上を得なければなりません。設立時の資産が過大になると、充分に資産を活用しきれずに資産の使用効率が下がることになり、強いては収益を圧迫することになります。 設備が過大になると、その分売上を高くしなければなりません。設備投資額は売上に反映されるので、売上が低いと資金の回収が悪いことになります。そうなると設備資金が運転資金を圧迫することになります。設備投資では、設備効率と売上の関係を考慮にいれた、投資を行わなければなりません。

 設備投資における設備効率の考え方は「売上 ÷ 設備投資額」で表されます。これを資金効率の面から見ると「売上 ÷ 投下資本(設備投資額)」となります。さらに、資金全体での資金効率を考えると「売上 ÷ 総資本」となります。この「売上 ÷ 総資本」のことを総資本回転率といいます。この総資本回転率が高いほど、効率のよい経営をしていることなになります。商売の基本は“小さな資金で大きく儲ける”ことなので、この総資本回転率が大きいほど、資金を投入して購入した資産の活用が上手く行われていることになります。

 総資本回転率の算式から解かることは、設備が売上の生産性に関わっていないと、資金を生まないところに投資したことになり、回転率が悪くなります。生産性のない事務所などに多額のお金を使うと、事務所は売上に貢献しないので資金を圧迫するだけになります。そうなると売上に寄与しない設備投資は出来るだけ最小限にしなければならないことになります。
 このように法人設立時の資産を決めることで、売上がどのくらいなければならないのか見えてくることになります。設備投資の仕方ひとつで経営能力が問われることになります。せおれは、最低限の設備投資で最大限の投資効果を引き出し、最大限の売上を作り出すことが、お金を上手く活用することになるからです。
 例えば農業の場合、農産物は1年で収穫できるのは通常1回なので、土地や農耕機の効率も1回となります。このときの売上を1千万とし設備投資の回転率が1回転ならば、設備投資額は1千万となります。つまり売上から考えると1千万以内で耕作地や農耕機を購入しないと、回転率は1回転以下になり、総資産が年商以上となり、資産効率が悪いことになります。
 これを算式で表すと、回転率1回、売上1千万の仮の数値を使い設備投資可能金額を算出すると、回転率=売上÷投資金額 なので、 1回転=1千万÷投資金額 となり、このときの投資金額は1千万となります。 売上が1千万のときに投資金額が2千万だと回転率は0.5回となります。これは1年間で、資金2千万を使い得た資金が1千万ということを意味しています。こう考えると資金効率が大切だということが実感できると思います。
 これとは逆に1千万投資のうち500万をリースで賄うと、投資金額は500万となります。この場合の資金効率を考えると、売上1千万、投資金額500万の時の回転率は2回転となり、1年間で資金を2回利用したことになります。
 回転率を田んぼの効率で考えると、「使用効率=収量÷田んぼの広さ」となります。この算式を使って、回転率が2回というのを説明すると、収量÷半分の田んぼの広さ となります。田んぼ半分を利用して今までの収量を収穫すると回転率が2回となります。また、同じ田んぼの広さで収量を2倍にしても、回転率は2回となります。このときの算式は(収量×2)÷田んぼの広さ となります。回転率が2回ということは2期作をしたということと同じです。
 また、施設を使った栽培では収量が?倍になるので、回転率も上がることになります。施設栽培による回転率は2倍から数倍程度です。施設を利用すると設備投資が増えるので当然回転率(売上)が増えないと、投資に見合わないことになります。



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