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体内環境3

目次を作りました。順番に見てね

現代人の生活環境の実態
B,体内の異変
8、小児成人病
 最近は果物を食べる子供が減少しています。それは果物より果汁のジュースのほうが甘くて美味しいからです。ジュースは自動販売機で手軽に買える便利なものです。そうすると知らず知らずのうちにペットボトル症候群というジュースの依存症に陥ります。ペットボトル症候群を簡単にいうと糖尿病です。先天的なインシュリンの病気でなく「インシュリン非依存型糖尿病」と言われるものです。インシュリンは血糖をエネルギーに変換するのに必要なホルモンです。インシュリンが少ないと血糖は利用されず血糖値は上昇します。その結果尿にも糖が出て、浸透圧の関係で尿の量も増えます。そうなると脱水になるので喉が渇き、飲む、出すの繰り返しになります。口渇、多飲、多尿と糖尿病の典型的な症状になります。この様なことが日常的になり、生活習慣から脱することができずに血糖値は上昇を続けて病気へとなっていきます。また、加工食品やインスタント、ファーストフードなどでは塩分と脂質が多く、小さいころからそのような食べ物を日常的に食べていると小児成人病になります。最近の地域調査で中学生の約10%に高脂血症が認められたという結果もあります。

9、食物アレルギー
 食物アレルギーの原因は抗体が異常に反応しておこります。抗原側の要因としては食物の種類が増えてきたこと、今までなかった食物を口にすること、さらに単一のものを食べる量が増えてきたことなどによる。子供のアレルギーの原因は離乳食の投与時期が早期化になり、卵を与え始める時期が早くなり、当然摂取量も増えることからアレルギー疾患が発生しやすくなっている。研究によると母親の妊娠末期から出産後に母子ともに子供が生後8ヶ月になるまで、卵を完全に禁止することにより、将来のアレルギー疾患の発生を抑制することが判明している。
 食物アレルギーの原因は特異的IgE抗体であることは知られているが、主な食物アレルゲンとしては卵、牛乳、大豆の3つであり、アレルギーの70%がこれらに起因します。生長するにつれ食物アレルギーが軽減していきますが、これは免疫グロブリンAが成長とともに増産される為だと考えられています。

10、味覚障害
 子供の中にはマヨネーズやケチャップを異常に好む子がいますが、これは味を正確に感じる事のできない味覚障害の症状です。この主な原因は亜鉛不足とされています。ファーストフード、ファミレス、コンビニなどでの食事では、食品に使われている添加物により、亜鉛の吸収が妨げられ、体内の亜鉛が排出されてりしまいます。そのため蔓延的な亜鉛欠乏症となり味覚障害を引き起こします。子供が好んで食べるジュースやスナック菓子も亜鉛欠乏の原因となります。2003年の味覚障害者は24万人にも達しており、さらに増加の傾向にあります。味覚を正常に発達させるには、脳細胞が急激に発達する3歳くらいまでの時期に自然な食品をいろいろ食べさせる必要があります。

11、多動症候群(多動:落ち着きなく動き回ること)
 最近聞きなれた言葉に多動症候群があります。授業中に席を動き回る子供たち、集中力のない子供たち、これは今まで躾の問題として思われていますが、1979年「脳と栄養」の論文の中で、この「多動」は食品添加物の着色料でおきるとされています。アメリカではファインゴールド食と呼ばれる食べ物をとると推奨している。ファインゴールドとは天然のサリチル酸、合成着色料、合成香料を含まない食品のことで、このファインゴールドを多動性の子供に食べさせると5歳児以下であれば数日で効果が現れ、年齢が高くなるほど効果が薄れてきます。食品医薬局は急性毒性、奇形性、発がん性の三つだけを対象とした安全性を示していますが、行動変質についてはなんの規制もありません。

12、現代型栄養失調
 自分の感情がコントロールできずに些細なことで切れる子供たちが社会問題となっています。その原因とされているのが偏食などの食の問題です。朝食は抜き、昼食はパンやカップラーメンなどのインスタント食品、間食にスナック菓子やジュース、夕食は弁当、夜食にソフトクリームなど食は乱れています。このためカロリーは足りても栄養が偏り、不足するという現代型栄養失調に陥ります。このような食事では糖を大量に摂取する原因となりインシュリンが過剰に分泌され低血糖になり、それを抑制するためにアドレナリンが分泌され、キレル子供ができるわけです。多動やキレル行動は脳に障害を起こすからです。
 多動・キレるこどもには、共通して不足している栄養素があり、それはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸の5つのビタミンとカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛の4種類のミネラルでした。これら9種類の栄養素のうち5つを不足させると凶暴化するという研究結果があます。このようなことは、添加物だけの問題だけでなく栄養のバランス全体が問題なのです。

13、O157
1996年O157による食中毒事件が発生した。犠牲になったのは子供と老人だった。これは溶血性尿毒症症候群(HUS)という赤血球が破壊され血小板が減少して腎不全による尿毒症が起きるというものです。O157が作るベロ毒素がHUSを引き起こします。しかし、大人であれば発症をしないのが普通ですが、抵抗力が落ちると発症しやすくなります。これは、一定の腸内常在菌や免疫があれば少なくともHUSは発症しないとされています。これは食環境を整え、体を健康な状態にしておくような食事の選択が必要です。

14、環境ホルモン
・ノニルフェノール
 環境ホルモンという言葉を初めて耳にしたときは、かなりの衝撃を受けました。しかし、現在に至っても改善されていないのが現状です。合成洗剤の界面活性剤やプラスチックの酸化防止剤の原料、塩化ビニルの安定剤等に広く使用されているノニルフェノールは1980年代から使用され、年間の生産量は約2万トンにのぼります。家庭用だけではなく工業用の合成洗剤として最も多く使われています。ノニルフェノールはガンや奇形を発生させることから海外では家庭用合成洗剤の原料として使用することが規制されています。日本では自主的な製造規制が行われている程度で、法的に規制されていないためノニルフェノールを原料とした洗剤が家庭用として製造販売されています。また、東京湾では、日本経済新聞で「1900年から95年間にわたって流れ込んだ内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)が、ほとんど分解されないままに海底に堆積している」という実態が明らかになりました。このようなことは日本全土で起きていると推測されます。ノニルフェノールは増加を続けており、その量は1995年時点で1965年の100倍近い量だと言われています。他にもダイオキシン、PCBなども堆積しています。堆積した環境ホルモンについて、研究グループは「何らかの処理が必要」と指摘しています。

・ビスフェノールーA
 ポリカーボネート樹脂の哺乳瓶や給食の食器などの熱を加えるとビスフェノールAが溶け出します。また、熱だけでなく油、酢、アルコールを入れても溶解します。厚生省の基準では2.5ppm以下としており、樹脂容器での検出でも基準値以下ですが、シャーレの中での乳がん細胞の試験では基準値以下であったにもかかわらず、がん細胞は増殖するとされています。全国の河川、海の検査では、検査地点56地点のうち60%以上でビスフェノールAが検出されている。

・スチレン
カップめんの容器になっている発砲スチロールには環境ホルモンの一つであるスチレンが使用されています。しかし、この容器は食品衛生法の対象外とされています。

・フタル酸化合物
 フタル酸化合物はあらゆるプラスチック製品に使用されています。ほかにもラップフイルムなどにも使用されています。フタル酸化合物は脂肪親和性なのでバターやマーガリンなどにも溶けやすい。

主な環境ホルモン
化学物質名用  途使用量(t)
スチレンプラスチック製品2,121,000
DEHPプラスチック製品291,000
ビスフェノールAポリカーボネート樹脂260,000
アジビン酸ジー2−エチルヘキシルプラスチック製品30,000
ノニルフェノール洗剤、プラスチック製品20,000
DBPプラスチック製品17,000
アルキルフェノール油容性フェノール樹脂10,000
トリフルラリン除草剤5,185
マンコゼア殺菌剤3,632

15、アルミニウム
 アルミニウムは軽量で使いやすく安価という面で広く使われるようになってきました。ジュースなどの飲料水の缶、調理器具など用途は様々です。しかし、最近このアルミニウムが問題視されてきています。アルツハイマーの要因の一つではないかと言われています。
イギリスでは水道中のアルミニウムの量が1ℓ当たり0.11mg以上の地域では0.01mg以下の地域とではアルツハイマーの発症率が1.5倍も高いことが判明しました。カナダでは0.1ppm以下にすればアルツハイマーの発症が40%以下になるとしています。日本の水道水にもアルミニウムは含まれており、WHOの基準は0.2ppm以下で最近になってこの基準になるようになりました。しかし欧米あたりの基準では0.05ppm以下の国もあります。
 アルミニウムは極わずかでも脳に入ると排出されずに蓄積されていきます。飲食物から1日20mg摂取すると、脳のアルミニウムは80年で2.4ppm達し、アルツハイマーを避けるためには脳のアルミニウム蓄積量は3ppm以下が望ましいとされています。市販のアルミニウム鍋で水道水を30分沸騰させたらアルミニウムは0.75ppmとなり、酸性で塩分のある調理条件下だと100ppm以上になりました。また、ジュースやビール缶に使用されるアルミ缶からは最高で0.002ppm検出されたというデーターもあります。胃の中は強い酸性なので、胃の中でアルミニウムはよく溶け、体内の吸収率も高くなります。水道水、アルミ缶、アルミ制調理器など使用する場合には十分な注意が必要です。アルミニウムとアルツハイマーの関係は確実なものでなく研究段階の状態です。

16、有害金属
 酸化物質に、「水銀や鉛などの有害重金属」の存在があります。これら有害重金属には、ウイルスの感染をおこすことが分っています。しかし、病院でもこの有害重金属は使われています。虫歯などの充填剤に使用されている「アマルガム」は水銀と鉛を素材としています。抗生物質や抗ウイルス剤でも死滅しないウイルスでも、有害重金属の沈着を除去すれば一緒に存在できなくなります。ところが、いったん有害重金属が組織に沈着すると、完全に除去しない限り、微量の残留でも通路ができて、再び元に戻ってしまうことが知られてきています。このことからも、日常に飲食する水、食材、食器、調理器具などの有害重金属の有無を調べることは重要です。               
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