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2007市場流通16

目次を作りました。順番に見てね

2007市場流通No16
供給連鎖監理(SCM)
出荷団体(農協など)
 供給連鎖管理における農協などの出荷団体の役割はどのようになるのでしょうか?流通の基本的価値が安全とトレサビリティならば、商品の付加価値は何処が担当するのでしょうか。美味しさや栄養価などの価値を高めるためには、生産者に対してきちんとした指導が必要になってきます。その為には営農指導員のレベル向上と指導能力の向上を計らなければなりません。また、一般消費とブランド消費を確立あせる為には生産者の技能査定を行ない、技術のランク付け行なった商品管理も必要となります。
 さらには永続的な農業を行なっていくのであれば生産者ごとの作付の把握とともに後継者図を作成し、長期に亘る作付ができる体制をとる必要があります。後はもっと効率的な生産体系を取る為に、誰の畑といった区分ではなく耕作地をいくつかのポイントに集中させ、そこで生産を行なうといった共有的生産手段を講じることも必要ではないでしょうか。

卸売業者
 卸売業者のメリットは仕入先を多数所有していることです。その仕入機能をどのように活用すればよいのでしょうか。市場の衰退の原因は売りが悪いのではなく仕入が悪いからです。しっかりした仕入先を確保しておけば商品供給に困ることはありません。仲卸の外部仕入が増えたり買付割合が増えるのは、仕入がきちんと行なわれていないからです。また、仕入がきちんと行なわれない要因に消費が悪いことが挙げられますが、消費が悪いのではなく売り切らないことが原因です。
 ではなぜ売れないのでしょうか。市場に来た商品は殿商品でも一律に仕分けされ出荷されるので、価値ごとの配分とはなっていません。卸で行なわなければならないことは商品価値を正しく仲卸に対して表現することです。せっかく生産者がいい商品を作っても、同じ様に競りなどで販売されたのでは、価値は上がりません。農協からの出荷の段階できちんとしてもらい、それをきちんと受取り、明確な商品価値のランク付けを行なえる体制をとることで、ただ単に需要と供給のバランスを取るのではなく、価値の供給バランスを取ることができるのではないでしょうか。
 よく耳にする言葉に産地の指定を取り消されたと聞きますが、では卸は仲卸に対してどのような措置を取っていたのでしょうか? 値段が出ないのは仲卸が安く買うからではなく商品価値を正しく伝達しないからではないでしょうか。
 供給連鎖監理における卸の役割は、価値の表現を適正に行なうということです。たまに山間部で生産者と話したりしますが、いくら有機栽培でしても販売単価が低いので合わないから有機はしないと言っています。価値の表現を如何にしていくのかが卸の評価にも繋がるのではないでしょうか? 価値の表現が正しくできれば産地指定の取消しになったりはしないのではないでしょうか?

仲卸
 仲卸業者の機能メリットは販売先を多数所有していることです。
仲卸から見ると、卸を介在しない取引にはかなりの魅力がり、よい商品を手に入れることのできる機会であるわけです。しかし、その為には明確なビジョンが必要であり、産地を納得させるだけのものが必要です。明確な方針を持つ事により、産地と適した契約が出来る事になります。仲卸と産地で問題となるのは、契約の不履行にあります。これは契約の内容のはき違いによって起こるもので、どうしても契約に不慣れな仲卸は商品より単価にこだわりを持つので、結果的に商売に結びつけることができなくなります。その点卸は長年の付き合いがあり信用を得ているので、仲卸の契約よりも難しくなくできることになります。しかし、卸では買い付け販売になれていないため、どうしても利益を稼ぐことが困難になりますが、今まで買い付け販売している仲卸にとって、値決めの仕入は当たり前のことであり、その販売における単価設定も容易にできます。仲卸が産地と直にできるメリットは、こだわり商品を高値買付で購入することができる点です。卸のもともとの機能からすると買い付け販売は不利になりがちです。また、仲卸の産地契約の強みは小回りが利くので、臨機応変的な仕入が可能となり、こだわりも強く持つことができます。よってこだわり商品の開発も進んで行なうことが出来ます。しかし、卸を無視した戦略では市場全体が沈下しますので、結果的には仲卸の負担が増えるだけです。負担を軽減して効率的な事業を展開するのは卸の役割は大きく、連携したプレイでの取引を構築することで産地との取引も円滑に行なうことができます。連携を上手く行なう為には卸は仲卸に人材を派遣し、仲卸の末端消費まで把握したところでの商品取引を行なうようにします。また、卸はそのような仲卸や消費の動向を産地に伝え、相互間での情報交換を頻繁に行ない、ものづくりに対する意識を深めていきます。産地と仲卸等の距離が埋まることで関係の濃い取引ができるようになってきます。しかし、これらの動きは一見しても普段とそれ程急な変化はありません。しかし、小さな変化が大きな力になって表面に現れてきます。そのためにも産地、出荷者、卸、仲卸が一丸となった取り組みを行なっていける環境を作ることから始めなければなりません。情報の共有化による意識の統一によって明確な方向性も見えてくるのではないでしょうか?


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