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2007市場流通11

目次を作りました。順番に見てね

2007市場流通No11
今後の対応
今後の基本的な考え方
 1の市の財政問題については、ここでは検討課題からはずします。残りの消費ニーズにあっていないということと供給過剰というところに視点をあててみると、その共通原因は顧客管理がなされていない事を示しています。それは今までの市場流通が産地側から仕掛けられたものであり、卸売市場は公正な取引の場というだけのもので、卸売業者から仕掛けた販売ではありませんでした。そうすると今までの卸売市場は、商品の通過点だけの意味合いでしかなく、商売という感覚から離れていました。それは、購入客のほうが市場に来て買い物をしていくのですから、わざわざ売る仕組みを作る必要がなかったわけです。そうすると当然顧客の管理をする必要もなく、大切なのは商品を供給してくれる出荷団体などの産地ということになります。その為卸売業者は販売先の仲卸などを接待するのではなく逆に接待される側でした。卸売業者が接待するのは仕入先のほうでした。このことからみても商流の権限を出荷団体が握っていたことが解かります。しかし時代の流れと共に商品が飽和状態になると売り手市場から買い手市場へと変わってきました。しかし、卸売業者は方向の転換を図ることができずに現在の市場崩壊へと繋がってきました。消費者に密着しているのは仲卸ですが、同じ市場で1年間の商材を対応するのには限度があり、その隙間を縫って転送業者が幅を利かすようになってきました。転送業者の出現で仲卸の品揃えは円滑に行なわれるようになりましたが、輸入が活発になってくると市場にも輸入商品が溢れてくるようになり、転送の幅も縮小されてくるようになってきました。輸入商材の出現は消費者の購買をくすぐり全国の量販店でこぞって輸入商品を扱うようになりました。そうすると今まで加工業者に流れていた商品が産地や市場でだぼついてくるようになり、供給過剰な状態となりました。このような中、経済の発展とともに食も変化してきて欧米的な食が多くなってきました。その結果野菜の消費は年々低下傾向にあります。このような中での卸売市場の機能は、商品対応(品揃え)をどのように行なって行くかと言う点と販売技術(営業活動)を獲得して顧客管理を行なっていかなければなりません。顧客管理において、卸は仲卸がどのような量販店を持っており、その店舗数は何店舗あって、その方針はどのようになっているのか? 特売日はいつなのか? 主力を何においているのか? など仲卸の下の量販店までの情報を収集して把握しておかなければなりません。そのためには顧客管理マスターを作成し、各仲卸に対して営業マンを配置する必要があります。それも提案型の営業マンです。卸も戦略的営業展開を行なっていかなければ勝ち残れない時代です。しかし、卸の営業は競りや相対などが仕事の中心だったので、いきなり営業をしろといってもできないのが現状ではないでしょうか。また、卸は流通のプロではあっても、野菜のプロではありません。相場とか商品の出来具合などによる供給事情などには長けていても、どこでもある人参を見て、どの人参がいいかといわれても解からないのが現状です。例えば栄養価の高い人参の形容はどのようなものでしょうか? ときどき横線が多数入っている人参もありますが、これは何を意味しているのでしょうか? このようなことは生産者なら知っていることです。卸に携わることは、どのように野菜ができているのか知っておかなければ販売は無理です。ものを知らない販売では単価での販売しかできないので、卸売市場の活性化には繋がりません。いい商品を提供してきちんとした説明をすれば売れるのです。ブランド商品がそうであるように。このように考えてみると今後の卸の機能は一般消費者に向けた大量販売部門と商品価値にこだわったブランド部門とに分けた展開が必要ではないでしょうか。
 この事を整理してみて、産地(出荷団体)、卸、仲卸、量販店、消費者レベルでの流通のあり方を考えて見ましょう。そこで検討の方向性として要点を上げて考えてみます。


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