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2007市場流通5

目次を作りました。順番に見てね

2007市場流通No5
競りの減少や買付の増加、市場の乖離が意味するものは何か
・競りの低下が意味するもの
 セリが減ってきているということは、市場の機能が変化して来ている事を意味しています。これは市場の機能が低下したのではなく、市場が求められているものが時代の流れと共に変わってきていることを意味しています。セリの目的を考えると、相場制におけるもののやり取りは、需要と供給の関係を競り値で表しています。欲しい人が多ければ値段は上がり、少なければ値段は下がります。相場制は価値の問題よりも需要と供給の関係で成り立っているといえます。需要と供給の関係とは物量の問題です。しかし、競りの割合が低下してきているということは、物量的な流通から質的な流通へと変換を求められていることになります。競りの低下が意味するものは、流通のあり方が転換期にあるという事を告げているのです。相対取引の割合が増えているのは量の確保が保証されているからできることです。量的な保証が取れないと相対取引は成立しません。また、相対取引には品質の保証という問題が付いてきます。品質が悪ければ相対の必要性がないわけで、量と品質が安定している現代だからこそ相対取引や先取りができるのです。ほかにも相対や先取りの持つ意味合いは時間の問題です。早く商品を引取り、いち早く店頭に並べるといったような、時間速度が関与しています。時間速度の問題は鮮度の問題となります。このように考えてみると競りの低下が意味するものは、時間効率の問題でもあるわけです。
 
・買付け比率が意味するもの
 ここまでは市場から見たものですが、生産者や出荷団体からみた場合はどうでしょうか。競りは競争入札制ですので高値をつけた人が落札の権利を有します。しかし、最近は消費の低迷などで高値を更新することが少なくなってきています。そうすると生産者の心理から考えるともっと高く競ってもらえる市場へともっていきます。しかし、情報網が発達した現代では各市場による競り格差も小さくなる傾向にあります。また、競りでは値段がつかない場合もあります。そうすると生産者は単価よりも安定した収入を得ようします。
 大規模な産地では、相場を左右するほどの力があり、予定価格よりも落札値が下がるのならば出荷を止めて、単価の回復を図ります。しかし、市場自体に力がないところでは、今後商品の入荷が厳しくなり、市場存続の危機にもなりかねません。商品が揃わない市場は淘汰されていく事になります。そのようにならない為に買付集荷を行なう必要に迫られてくることになります。しかし、販売単価が低いので出荷停止を受けているわけですから、値決めで買う場合には高値となります。商品を高く売り切らない市場は、買付が増えてきて尚更経営を圧迫する事になります。このようにして見ると買付比率が増えているということは、生産者からの市場の支持が薄れていることを意味しています。また、このような市場を買い手から見ると品揃えが悪かったり、品質が悪かったり、悪循環に突入しています。
 買付の単価の基準となるものは、他市場の相場か製造原価からみた単価となり、いずれか高いほうが、取引単価となります。これに流通の途中で仲卸など介在がはいると、更に買付単価は高くなる事になります。

転送業者の流通経路


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