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2007市場流通3

目次を作りました。順番に見てね

2007市場流通No3
市場の現状
市場の変化
・青果セリ25%割れ
 1999年の青果物の競り入札は46%あったものの、その年度に相対取引が認められ翌年の2000年には競り入札は34%まで急落しました。野菜のセリ入札は2002年には3割を割り込み、2005年度には24%まで落ち込んでいます。果実も2005年度は26%まで落ち込んでいます。もともと競り入札制度は現品を確認して値決めするもので、青果物のように商品価値が一定していないものには適しています。また、需要と供給のバランス調整の役目もあり商品が減ると相場は高くなり、増えると安くなります。他にも季節的な要素でも相場は動きます。さらに生産者の保護の観点から、生産者収入は相場による手数料還元方式を採用しています。これは高く売れると生産者手取りも増える事になり、生産量が少なくても収入を確保することが出来る仕組みです。しかし、相対取引が増えると定価販売になり生産者保護が薄れてきます。相対取引のメリットは確実に数量が約束されるといことです。スーパーなどでは商品の欠品は許されないので、どうしても相対取引が増えてきます。これは露天商などの小売が減り、現在の販売体系がスーパー中心になってきていることを示しています。競り入札が減ることで市場の価格形成はスーパー主導型になってきています。今まではスーパーなどで売られている青果は、相場に比例して上下していましたが、現在では激しくぶれるといったような単純な単価設定にはなっていません。また、競り入札制の崩壊は生産者を巻き込んだ競争社会への突入を意味しています。需要と供給のバランスで価格が決まるのではなく、製品価値で決まるようになってきます。

・買付集荷3割
 相対取引が増えてくるにつれ中央市場の買付割合も高くなってきています。2005年度の買付集荷割合は全体で30%、野菜26%、果実37%となっています。これは外部流通が増えてきたため委託での商品手配がしにくくなって来ていることを意味しています。今までは勝手に商品が集まって来ていたのがコストを掛けなければ集められなくなってきています。また、買付割合の増加は中央市場の経営も圧迫してきます。委託品では野菜8.5%、果実7.0%の手数料収入がありましたが、買付販売では粗利益率が5%以下となっている為です。競り入札が25%以下になってきているにも係わらず利益率が低下するのは、値決めがスーパー主導になっているからです。これも単価競争の表れです。そうすると先ほど話したことと矛盾しますが、商品に価値を見いださずに単価に価値を見いだそうとしているからです。生産者には価値を求め、卸には単価を求めているスーパーの実態が見えます。また、買付が増えてきている要因にスーパーに対応する品揃えがあります。



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