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食料危機3

目次を作りました。順番に見てね

食料危機3
○自給率低下が及ぼす影響
 自給率の低下はどのような影響を与えるでしょうか?
環境:
 輸入の問題は環境問題にも直結しています。環境負荷に対する指標としてフードマイレージがあります。これは温暖化に対するもので、輸入距離×二酸化炭素排出量で地球に対する温室ガスの排出量で環境の負荷を表しています。輸入量が多いほど、また、輸入距離が長いほどフードマイレージは高くなります。日本は世界的に見ても環境に対する負荷が多い国でしょう。そうするとフードマイレージに絡んでくるのが二酸化炭素の排出権の問題です。今世界ではこの排出権をめぐって取引が盛んに行われています。今後輸入大国は排出権を買わなければ輸入ができなくなるのではないでしょうか?日本は水のみならず、環境問題においてもレベルの低い国なのです。

農林水産省による2001年の試算
(参考 ベジタブルラボ

汚染:
 穀物を輸入すると言うことは、その中に含まれる窒素も輸入していることになります。地下水や土壌の汚染問題の原因に窒素があります。食物等で輸入された窒素は廃棄され自然環境に還元されます。海外から食べ物や飼料として輸入される窒素は約92万tです。米の輸入を例にとって見ると、米の殆どを輸入する場合日本の農地で循環可能な窒素の限界量に対して、食料由来の窒素の環境全体の排出量の比率は現状の1.9倍から2.7倍になるものと推測されます。これらが循環されずに自然環境に蓄積され、地下水や土壌汚染への元となっています。

安全:
 輸入に対するリスクとして健康被害も上げられます。ポジティブ制度が導入されて規制が厳しくなったにも関わらず、違反は0にはなりません。テレビ報道などでご存知のように中国の製品に対する不安は全世界で広まっています。いく輸出国の証明があったとしても、100%安全とは言い切れないのです。いくら生産履歴が遡及できたとしても、時は既に遅しです。現実的に違反が発覚した時点では、商品が市場に出まわっていることが殆どです。真の安全とは生産現場を見ることができる状態ではないでしょうか。

耕作地:
 穀物の輸入は水の輸入でもありますが、それと同時に農地の輸入でもあるといえます。輸入作物を日本の農地で換算すると海外依存の農地面積は1200万ha以上あり、それは日本の農地の2.5倍以上にあたります。しかし、世界では砂漠化などで毎年500万ha以上の農地が減少しています。これは日本の農地に匹敵するほどの農地が毎年世界から消滅しているのです。このような現状にも拘らず食料自給率が低下すると言うことは、さらに海外に対して負担を増すことになります。



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