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大根8

目次を作りました。順番に見てね

大根について8
第2章 大根の潜在能力を知ろう
ダイコンの栄養価と機能性
1)機能性食品として
 ダイコンには、デンプンを分解する酵素・アミラーゼの一種であるジアスターゼが含まれています。生のダイコンとでんぷん食品、例えばダイコンおろしと餅、を一緒に食べると消化によく、胃にもたれないのは、そのためです。よく胃がもたれたり、胸やけのする人は、変な薬に頼るより、ダイコンおろしを活用して下さい。ただし、ジアスターゼは熱に弱いので、煮たダイコンには効果は期待できません。
 ダイコンの生の根には、ビタミンCが100g中15mg程度含まれています。生のダイコンおろしとして食べることは、ビタミンC摂取面から望ましいことです。また、食物繊維やミネラルも含まれ、かつ低カロリー食品なので、ダィエット食にもってこいです。
 ところで、ダイコンおろしにすると、含まれるビタミンCは空気中の酸素によって酸化され、30分後には20%も減少します。さらに、ダイコン(根)に含まれているビタミンCは、ニンジンと合わせて紅葉おろしにすると減少します。これはニンジンの中にビタミンCを壊すアスコルビナーゼという酵素が含まれているためです。なお、この酵素はキュウリ、カボチャなどにも含まれています。ビタミンCの破壊を防ぐには、小量の酢を加えたり、ニンジンを短時間加熱しますと効果的です。アスコルビナーゼの効力が失われ、ビタミンCは破壊されません。
 紅葉おろしは作ったら、生物と考え、すぐに食べるようにすればよいでしょう。また、ビタミンCが少々壊れても、ニンジンに含まれるカロチンの働きは有効です。色合いや風味のよい紅葉おろしは食卓の花として多いに利用したいものですね。なお、ダイコンとトウガラシを合わせた紅葉おろしも、チョツト変わっていて、美味しいです。
また、ダイコンには毒消し作用があります。刺身のつまに利用するのは、本来、そのためです。江戸時代には民間薬草?として重宝に使われていました。特に、めん類や魚の毒を消す力があり、当たらない(食当りを起こさない)とされていました。ここからヘタな芝居をする役者を「決して当たらない」と言う意味から「ダイコン役者」と呼んだのです。
 
2)ダイコンおろしの薬効果
 ダイコンには、根、葉ともに多くの有効成分が含まれているため、色々な薬効が見られます。例えば、皮のついたまま、さいの目に切ったダイコンを蜂蜜か水あめに1〜2時間浸したものは、喉の痛みや炎症に効果があります。なお、ダイコンの葉を水で煮詰めてから、よく冷まし、これでうがいをしても同様な効きめがあります。また、ダイコンのおろし汁を飲むと二日酔いや食べ過ぎによく効きますし、餅が喉につかえたときにもすっきりします。
 特に、若い方に勧めたいのは、ニキビの手当。ダイコンのおろし汁を脱脂綿につけて、ニキビを軽くたたくとよいです。含まれる脂肪分解酵素とビタミンCの作用できれいな肌に戻ります。実は、ビタミンCは血液の流れをよくします。そのためダイコンのおろし汁をガーゼに染み込ませて患部に貼ると、肩凝りによる痛みが減少しますし、口内炎、虫歯、リウマチ、じんましんにも効果があります。
 古くから言われているところでは、ダイコンのおろし汁を少量、鼻の中に入れると頭痛が治るといわれ、耳の中に入れると日射病などで気を失った際、正気に戻るといわれています。さらに脱脂綿に染み込ませて鼻に入れると、鼻詰まりや鼻血が治まるとも言われています。
 
3)葉の活用
ダイコンの生の根には、ビタミンCが15mg程度含まれています。しかし葉には、根よりズッと多くのビタミン類やミネラルが含まれています。まさに貴重な緑黄色野菜です。具体的な数字で見て参りますと、ダイコンの葉には、ビタミンC(70mg)、カロチン(2,600)、ビタミンB2(0.13mg)やカルシュウム(210)、リン(42)、鉄(2.5)、カリウム(320)を豊富に含む、まさにビタミンとミネラルの宝庫の様な野菜です。皆さんもご存じの様にビタミンAやCは発ガン抑制効果を持ちます。緑黄食野菜が注目される一つの理由もそこにあります。
 実は昔の主婦は、この葉をお味噌汁の具に使ったり、油げと炒めたりしたものです。使いきれない葉は生干しにし、貯えました。そして野菜が少なくなる冬の台所で、干したダイコンの葉が、家族の健康を支えてきたのです。これなども、ダイコンの栄養性・機能性を活かした、お婆ちゃんの知恵、生活の知恵でした。
 また、ダイコンの葉にはいろんな薬効があります。例えば、干した葉を風呂に入れてユックリ入浴すると、身体が温まって、神経痛や冷え症などによく、また生の葉の汁は、切り傷や虫刺されなどによるカユミに効きます。さらに、精油やたくさんの脂肪油を含む種子は去痰作用があり、古くから漢方で用いられています。広島地方では風邪で咳が出たり、痰が切れにくいときには、ダイコンの種子を煎ったものを湯で飲みます。

葉っぱの料理
 葉をサット茹でて刻み、水気をよく切って塩でもみ、炊きたての御飯に混ぜる菜飯は、素朴な味がする逸品です。 また、ダイコンの葉はゴマ和え、炒め物、汁物の青みなどに多いに利用したいものです。そしシャキシャキとした歯ごたえは漬け物にすると、一層生きてきます。サットと茹でて、イチョウ切りにしたダイコンを加え、塩もみにしてから軽くしぼった即席漬け(大阪漬け)は、手軽で美味しく彩りもよい一品です。




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