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大根5

目次を作りました。順番に見てね

大根について
○養分濃度で見る大根
 おいしくて甘い大根は、肌が真っ白で一皮剥いてもすっきりと綺麗な大根です。断面を見ると、養分の運搬路である維管束は表皮に沿って近くにあり、維管束も白色です。このような大根をおろして生で食べても汁液がみずみずしく甘いものです。また、きめが細かいため煮崩れしにくく、なめらかで味がよくしみて美味しいです。
 エグ味があり美味しくない大根は、肌に荒れがあり表皮を剥くと網目模様があり、維管束も緑色がかって表皮との間隔が広い大根です。このような大根は甘味が少なく辛味が強く、エグ味あって、しかも汁液が少なく乾いたような部分が多い。


養分濃度のバランスがいい大根は見た目も綺麗
 美味しい大根は、葉が垂れずにV字型に立ち下の葉まで日がよく当たり、葉の色はさわやかな緑色をしています。また、ひげ根は縦2列に180度対象方向で生えています。このような大根の養分は、土壌中の石灰、苦土、カリの濃度が適正で塩基飽和度も60から80で、窒素やリン酸のバランスも取れています。美味しくない大根は葉が垂れ気味で、ひげ根も2列でなくばらばらな状態です。これは塩基飽和度や窒素濃度が高すぎるとおきます。

汁液濃度管理
 美味しい大根の葉と根の汁液濃度を測ると、葉が5度以下で、根が8度(5度以上)「根高葉低」型になっています。
美味しくない大根の汁液濃度は、葉が8度、根が5度以下「葉高根低」型です。葉が盛んに光合成をして根に養分を送っているときの汁液濃度は4〜5度です。美味しくない大根の汁液濃度が「葉高根低」なのは、未消化窒素が葉に溜まっている状態で、その解消のために地下部へ窒素を送って、新しい根の発生を促がしているからです。出直し根があちこちに出たり消えたりするために肌が荒れたり、ひげ根があちこちに残ります。

生育段階で違う汁液濃度
  生長期に盛んに葉を増やしているときは、心葉(中心部で伸長中の若葉)の汁液濃度は7,8度と高く、根は4,5度と低くなっています。これが根部の肥大・成熟期になると、葉は4,5度と下がって、根は徐々に5,6,7度と濃度が上がっていきます。これは葉自身の成長を終えて、根への還元糖などの養分蓄積へと、生育が転換していくためです。このような汁液濃度の変化すなわち生育の転換がスムーズに行なわれないと、葉の汁液濃度は下がりきれずに窒素がいつまでも効いている状態なため、品質の低下や病気の発生につながってしまいます。

いい大根と悪い大根の違い
表題いい大根悪い大根
表皮 肌美白肌荒れ
輪切り面の色白いやや緑色っぽい
一皮剥いた表面白い網目模様あり
表皮と維管束の幅狭い広い
組織細かい粗い
葉の角度V字120度だれている
葉を真上から見て円形で立っている偏って変形している
葉の養分濃度5度以下(適正5度)5度以上
根の養分濃度5度以上(適正8度)5度以下
ひげ根(側面)縦1列に整列バラバラ
ひげ根(上方から見ると)左右対称に2本バラバラ
くぼみ(横から見ると)1列に整列ねじれている
施肥石灰、リン酸が効いている窒素優先
食味みずみずしく美味しいえぐみ、辛味があり、ぼそぼそしている



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