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カルシウム6

目次を作りました。順番に見てね

骨粗鬆症とカルシウム6
○成長とカルシウム量
 体の中のカルシウム量は成長につれて増えていき、30歳代にピークを迎えます。成長過程で骨量がピークに達することを「ピークボーンマス(最大骨量)」と呼びます。骨は最大骨量に達した後は徐々に減少します。このため成長期は人生における唯一の骨量増加時期です。成人男性では約1kg、成人女性では約800gのカルシウムが体内に存在します。骨の成長期にピークボーンマスをどこまで高くできるのかで、その後の骨粗鬆症や老人性骨折になりやすいか決まります。
 女性は閉経を迎えると急激にカルシウム不足となります。閉経に伴う女性ホルモン・エストロゲン分泌の減少により、骨量が急激に減る人が多いからです。平均的な骨量を得ていた人もこの時期に平均値以下に減少することがあります。高齢者の中には年々身長が低くなったり背筋が曲がったりしている他人がいますが、これは背骨、腰椎の骨量が減少し、骨折を起こした結果として起こる現象です。痛みを伴うことは少なく、自覚症状としても現れにくいものです。正確な身長測定を定期的に行なうことも、骨粗鬆症の発見に役立ちます。
 女性の場合には、初潮のころから急に骨の量は増え始めます。そして妊娠・出産では30gのカルシウムが赤ちゃんに取られると言われています。出産後の授乳の時期もカルシウムが出ていきます。授乳期には一日およそ230gのカルシウムが母乳を通して失われていきます。しかし、その頃には小腸からのカルシウム吸収率も高まります。よって女性はこのときが減少した骨量を増やすチャンスです。この時期に食べ物から十分にカルシウムを摂らないと、カルシウムは失われたままになります。通常の時の食べ物から摂取できるカルシウムは、授乳期の半分から3分の1くらいしか小腸から吸収されません。人生におけるカルシウムの蓄積は、その吸収量が増す思春期、妊娠中、授乳期にカルシウム等を多く摂取しなければなりません。

○カルシウムの吸収を妨げるもの
・リン酸
 リンも摂り過ぎると腸管でカルシウムと結合して、カルシウムの吸収を阻害ますます。リンはカルシウムと結合しやすい性質を持っており、結合すると離れることはありません。更に過剰なリンは腎臓での活性ビタミンDの合成を邪魔しますので、リンの取り過ぎには充分な注意が必要です。ジュースやお菓子、加工食品の摂り過ぎには注意が必要です。
・タンパク質
 タンパク質は血や筋肉になる重要な栄養素です。骨の成分コラーゲンもタンパク質と、カルシウム、その他の無機質からできていて毎日作り替えられています。タンパク質を摂り過ぎると、消化吸収しようと体の中には代謝物が多くなり腎臓の働きを弱めます。腎臓の働きが弱まるとカルシウムの吸収に必要な活性型ビタミンDを作れなくなります。また、タンパク質の摂りすぎは代謝産物と一緒になってカルシウムも排泄されます。タンパク質の所要量は1日あたり成人で60〜70gです。肉や魚ばかりではなく、豆腐、納豆、大豆などもバランスよく食べることも必要です。大豆に含まれるリジンというアミノ酸はカルシウムの吸収を助けます。納豆なら1日1パック、豆腐なら半切れを目安にしてください。
・アルコール
 腸管内にアルコールがあると、カルシウムの吸収が低下します。また、アルコールには利尿作用があるので飲み過ぎると尿と一緒にカルシウムが体外に排泄されます。
・食物繊維
 食物繊維を摂り過ぎると、カルシウムを吸着して、カルシウムの吸収を妨げます。
・シュウ酸
 シュウ酸は葉物などの灰汁の部分です。ホウレン草などの苦味は、シュウ酸が唾液にあるカルシウムや歯のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなり苦味を作ります。シュウ酸はカルシウムと結合することでカルシウムの吸収を妨げます。因みに苦味を消す方法はホウレン草を一緒にカルシウムを含む食品を摂ることです。例えば鰹節など。

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