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営業在高3

目次を作りました。順番に見てね

営業在高3
在高の周辺環境
在庫について考えると
 在庫は、最初に支払をしています。在庫金額が多くなれば資金的には苦しくなります。
在庫はいずれ売上となって回収されます。回収されるまでは営業債権として扱われます。
在庫を増やす要因として、製造業では製品の作り溜めがあります。一度に多く作れば生
産コストは下がりますが、それを在庫に置くと資金ショートを招くことになるので充分
注意が必要です。コスト削減がコスト増加になるのです。

利益について考えると
 資金繰りで利益がない場合は、当然手元資金がないので営業在高がプラスになると資金ショートを起こします。よく赤字会社が自転車操業で売上を作るのは、支払を伸ばして回収を早くすることで、利益の資金不足を運転資金で補う資金繰りをするためだからです。利益があれば営業在高が多少プラスでも手持ちの資金で資金繰りができます。利益は回収後にはじめて手持ち資金として残ります。例えば1ヶ月間の利益が0で営業在高がプラスならば資金繰りは困難になります。利益がないときは営業在高をマイナスにするように操作しなければなりません。しかし、通常の場合回収サイトも支払いサイトも決まっていますので、最初の契約のときに十分なサイトを考えて契約をしなければなりません。貰ってから払えるサイトの契約をするということです。
 大企業の支払が長く、回収が早いのは、営業在高をマイナスにして資金をプールするためです。

借入について考える
 営業債権30,000 営業債務20,000 のとき営業在高は プラス10,000です。
短期借入が5,000あったとしても5,000は資金不足です。資金不足の5,000は事前に利
益の蓄えから用立てることになります。しかし、ここで注意しておかなければならない
ことは、通常の会社では長期借入金があり、利益を償還原資としていることです。例え
ば返済が50あると利益は100必要です。これは黒字の場合で納税率が50%あるからで
す。利益があっても返済と納税で資金を使ってしまうのです。そうすると一層の資金不
足に陥ります。借入で賄う場合は、黒字でないと借入すらできなくなります。

流動比率について考えると
 資金繰りに影響されるのは黒字か赤字かで、資金繰りの仕方がまったく異なってきま
す。黒字ですと当然利益が残っていきますので、現預金にも余裕がでます。赤字だと最
初から資金がないのだから、黒字に転換するまでどのように凌ぐかが問題になります。
黒字で利益が残っている場合は、普通流動比率(流動資産と流動負債の比率で、流動資産÷流動負債で表現され100%以上が望ましい)が100%以上なので現預金にゆとりがあることになります。しかし、黒字でも不良債権があったり著しく回収が悪いと現預金に余裕はなくなります。また、キャッシュフローがマイナスの場合(単純に総収支で支払超過の場合)も同じく現預金に余裕がありません。このような場合と赤字の場合では、流動比率は100%以下でなければ資金は回転しないことになります。資産勘定は使途で負債勘定は調達だからです。負債勘定の方が大きいということは調達が多いということになります。つまり営業在高では負債勘定が大きい方(在高がマイナス)が資金に余裕があることになります。しかし、慢性的に流動比率が改善されないと資金調達ができなくなったときは倒産します。

回転サイトについて考える
 資金繰りで重要なことは、回収サイトと支払サイトの期間です。回収サイトより支払サ
イトが短いと当然資金は不足します。
回収サイト=売掛金÷(売上÷365日)です。売掛金が何日で回収できるかというも
のです。
支払サイトは=買掛金÷(売上÷365日)です。買掛金が売上回収で何日で払えるかというものです。 
 この算式を見て売掛金と買掛金ですから本来なら回収残日数と支払残日数というべきではないかと、疑問をもたれる方がいるのでは思います。売掛金でいいますと、この残日数というのは、この期間を経過するとその資金が回収できるので、回収日数となるわけです。
 また、なぜ買掛金を1日あたりの売上で割るかというと、分母が同じでなければ引き算が出来ないからです。それに売掛金を回収した資金から買掛金を払うからです。
 この回収日数と支払日数の差が資金繰りに大きな影響を与えます。
例えば回収サイトが18.4日で支払サイトが14.6日ったらその差は18.4−14.6=3.8日です。支払が3.8日早いことになります。1日の売上が2千万あるならば、資金は7600万不足することになります。

 資金繰りにおいては、利益を出すことが第一条件で、且つ収支で黒字にすることが大切です。一時的な資金操作で流動比率を100%以上にしても、いずれは淘汰されます。


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