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経理25

目次を作りました。順番に見てね

実践経理入門25
固定資産のバランス
 固定資産のバランスをみる場合は、流動比率の逆の固定長期適合率を使います。そもそも固定資産の投資は長期に及ぶ為、資金の調達先も不変のものでなければなりません。そうすると固定資産への投資は、自己資本から行うことになります。自己資本と固定資産の資金バランスをみるのが固定比率です。固定比率は固定資産÷自己資本で表されます。しかし、実際の経営においては、よほど優秀な企業でない限りは自己資本内で投資をすることは不可能です。そこで、自己資本に順じて安定した資金の供給源は長期借入金となります。固定長期適合率は固定資産と自己資本+長期借入金(固定負債)の比率を見るものです。 
  固定長期適合率=固定資産÷(自己資本+長期借入金)
 これは、安定した資金の範囲内で投資が行なわれているのかを知るものです。よって100%以下であれば健全な資金繰りといえます。これが100%を超えると、流動負債から固定資産へと資金供給しているとことになり、運転資金が不安定なものとなります。

長期に亘る資金バランス
 ここまでは単年度における資金バランスです。 実際の資金繰りで安定した状態とは、どのような状態でしょうか? それは変動が少ないということです。資金繰りで大切なことは変動を少なくすることです。長期に亘り安定した資金繰りをするには、貸借対照表の年次比較をすることです。貸借対照表の縦軸に総資産(総資本)の金額を、横軸には自己資金の金額を取ります。このようにして過去3年程度の貸借対照表を横並びに並べてみます。そして注目すべき点は流動線です。


 このとき流動線の位置が年度ごとに極端に変化していれば、資金繰りに相当苦労したものと思います。例えば資産と負債の流動線の差が+1から次年度には−2になったとすると、運転資金の変動が3あったことになります。この場合ではマイナスにぶれているので、流動負債が増えていることになり、資金繰りはかなり楽になったはずです。しかし、“流動資産−流動負債=??”がプラスなら資産の方が多いので、資金は詰まることになります。このように貸借対照表に金額の軸をとって、流動線を比較すると資金繰りが見えてきます。さらに言うと、来期の事業内容が把握でき来期の予測貸借対照表を作って、過去のものと並べてみると、来期の資金繰りが見えてきます。流動線の安定は経営の安定を示しています。売上や利益が不安定だと回収や支払サイトも不安定になり、そのことが流動線となって現れます。このような意味でも貸借対照表を並べて比較することで資金バランスの大切さが見えてみます。資金バランスは経営バランスでもあります。

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