<< 経理23 | main | 経理25 >>

経理24

目次を作りました。順番に見てね

経理入門24
バランスシート
黒字倒産2
費用外支出の外部流出
 今までは利益が現預金になるといいましたが、そうではなくただ単に勘定が化けるときがあります。利益が返済金や固定資産に化ける場合があります。これを貸借対照表で見てみると単に固定資産が増えたり、借入金が返済されていたりします。しかし、このような状態になる前には、必ず一旦は資金化されて現預金として扱われ、後に再投資や返済に振り向けられています。そうするとお金の使いすぎで黒字倒産となります。貸借対照表を月次ベース作成していくと、その動きが如実に現れてきます。つまりお金を動かす前には必ず貸借対照表と相談して行なわなければならないということです。いつでも試算表を作れる状態にしておくことが大切です。
 おさらい、黒字倒産には回収支払サイトによる倒産と、根本的に支出金額を賄えない資金赤字とがあります。どちらにせよ黒字倒産は「勘定あって銭足らず」ということです。

赤字の場合のバランスシート
 ここで言う赤字とは、利益がそもそもの赤字というものと、益金で費用外支出が賄えないという資金的な赤字の両方を指しています。赤字というと大抵の場合は利益が赤字と思われるかも知れませんが、資金繰りでの赤字とは資金的な赤字のことです。先ほどの黒字倒産2においても、これは資金的な赤字を指しています。資金的な赤字を簡単に説明しますと、借入返済金が1000万あります。そして減価償却が300万、経常利益が1200万あるとします。お金の計算をすると減価償却の300万は非資金的費用なので社外流出しません。つまり利益に加算することができます。経常利益の1200万は税金(税率50%とすると)を引かれた残りは600万となります。この600万に減価償却の300万を足します。(減価償却は既に損益上費用とされているので税金の対象とはなりません)そうすると600万+300万で900万の資金ということになります。そんで返済が1000万あるので900万で1000万は返済できないので100万が資金的赤字となります。この不足した100万は、違う借入で資金を補充した形となります。通常は運転資金で賄うか短期借入で賄っているのです。このような場合に、黒字でも資金的には赤字となります。運転資金による調達ができなかったり、短期借入ができない場合には倒産へと繋がります。会社が資金的に赤字なわけなので、調達を増やせば資金はとりあえず回転します。流動資産が1億で流動負債が1億5千万の場合流動比率は67%ですが、資金的には5千万が資金的な余裕となります。資金余裕の計算は、「流動負債―流動資産=資金余裕」となります。これは簡単にいうと「調達―使途=余裕」です。つまり資金的赤字の場合のバランスは、流動資産<流動負債でなくてはなりません。資金的利益が出ていない会社の貸借対照表は、流動比率が100%以下となります。逆に100%以下でなければ資金は回転しません。
もう一度おさらい。流動比率が100%以上あっても、現預金比率が低ければ資金ショートする。この場合は利益が他の資産に化けているということです。特に売掛に不良債権が隠れている場合には、資金が不足します。逆に資金的な赤字の場合には、流動比率は100%以下に抑えなければなりません。そうしないと資金が回転しないからです。このように貸借対照表では資金的な黒字と資金的な赤字によって、貸借のバランスのとり方を変えなければなりません。




コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
recommend
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす (JUGEMレビュー »)
森山 晃嗣, Gary F. Gordon, ゲリー・F. ゴードン
ミネラルの大切さが解かります
recommend
免疫革命
免疫革命 (JUGEMレビュー »)
安保 徹
交感神経と副交感神経の関係がわかります。
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM