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経理22

目次を作りました。順番に見てね

経理入門22
バランスシート
流動資産と流動負債のバランス(運転資金のバランス)
パターン1       パターン2       パターン3


パターン1では、現預金を投資として扱うので、流動資産>流動負債のとき調達より支出が多くなり、資金不足となります。しかし、実際に現預金として所有していれば資金に困ることはありません。このとき現預金は資金繰りを目的とした保有ということです。パタ ーン2では、流動資産<流動負債なので調達が多いので資金は潤沢ですが、でも現実的には、その資金余裕を固定資産に使っているので結果としては、資金の調達ができなくなれば危険な状態に陥ります。
 このように見てみるとパターン3のように、流動線が一直線の方が調達と支出のバランスが取れていて安定した状態だといえます。資金バランスで大切なことは運転資金は流動負債で賄い、固定資産は固定負債と自己資本(純資産)で賄います。この均衡が理論的に資金が安定した状態です。
 貸借対照表は資金のバランスを取る為のものなので、バランスシートと呼ばれています。流動資産が多く、現預金も多くもっているところは、確かに利益を上げている企業ですが、問題は現預金を適正以上にもった状態が数年に亘り続くようであれば、現預金の資金使途がなく、死んだお金となってしまいます。そのためにも投資を潤滑に行なうことが出来ているかという投資バランスを見るのもバランスシートの役目です。死んだお金を数年に亘り持った状態が続いているということは、新しい事業展開が出来ていないということになり、将来的な設計がうまくいっていないという不安もあるからです。

資金繰りで見る流動資産と流動負債の関係
 一般的に流動資産と流動負債の関係を表すときに使われるのが流動比率です。流動比率は安全性を示す指標として使われていますが、ここでは資金繰りで活用してみます。流動比率の算式は
流動比率=流動資産÷流動負債 です。
つまり資産が負債よりどのくらい多いかというものです。流動比率が100%を超えるものは資産のほうが負債より多いということです。逆に流動比率が100%以下だと負債のほうが資産より多いということになります。
 ここでもう一度流動資産の意味合いと動きについて考えて見ます。流動資産が多いといことが何を意味しているのか? また、どのような仕組みで流動資産が増えるのか?を考えてみます。ここで流動資産の中でも現預金について考えてみます。現預金が増えるのは利益が増えてお金が増えなければなりません。ただ単に負債と資産を調達先と投資先とにみると、調達した資金が増えれば、当然使う側の投資先も増えます。そうすると流動比率は変わらないことになります。本当の意味で流動比率が向上するのは利益が増えたときです。このように比較するときは額と率で検討する必要があります。最初の流動資産の持つ意味合いは利益の蓄積がどのような形で出来ているかということを知ることが出来ます。稼いだ利益(益金)が、資産勘定のどの勘定に化けているかを知っておかなければなりません。つまり益金が何に投資されたかということです。資金繰りから考えると現預金で還元されないと困るわけです。というのが流動比率が100%以上だと、調達より使用のほうが大きいことになります。当然資金はショートします。しかし、現預金を持っていればこの問題は解決します。そうすると必要な現預金は、運転資金は最低でも確保しなければなりません。この現預金は資金繰りの為の現預金ですから、固定性(定期預金などの長期的な預金)の預金ではなく、当座預金や普通預金などの流動性で持たなければなりません。
 おさらいしますと、流動資産が増えるのは黒字のみ(益金で増える)。そしてその益金は現預金で持たないと資金ショートを起こすことになります。ここで注意してもらいたいのは、流動比率が100%以上でも、流動資産が増えたとしても、益金(利益)で増えてなければ、借金で現預金が増えていることになります。例えば長期借入で借りたお金を現預金に投資すれば、見た目上流動比率は100%以上となりますが、これはかえって資金負担を増加させます。流動比率の改善は利益のみです。



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