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経理17

目次を作りました。順番に見てね

経理17
負債の部と純資産の部
他人資本と総資本
 総資本に対して他人資本が80%も90%もあるところは、外部依存型なので、外部の支援が打ち切られると倒産まで時間がかかりません。他人資本が多いということは、お金を産み出す力がないということです。なぜならお金の元は利益です。利益は繰越利益剰余金として自己資本の中に組み入れられます。他人資本が多いということは、自己資本が薄いということです。つまり、利益を生み出す力が弱いということです。強いてはお金を稼ぐ力がよわいということです。営業で言うならば儲かっていないということになります。儲かってないから他人に頼らざるえません。他人資本が多いということは、その企業の収益力が弱いことを示しています。新会社法になる前までは、その期に稼いだ利益を翌期に利益処分で処理していました。このときに役員賞与を出しすぎると当然利益は減ります。もし、利益を出していたにも係わらず、自己資本が薄い場合には、役員が自分の企業の力を見極めずに取りすぎていたことになります。しかし、新会社法になってからは役員賞与も費用算入(税法上は事前届出が必要)されるので、利益が利益として残るようになります。優良企業では自己資本比率(自己資本が総資本に占める割合)が50%以上あるところもあります。

他人資本の分類
 他人資本を分類すると、色々な方法があります。利子があるかないかで分類すると、無利子で資金調達している無利子負債と利息を払って資金調達をしている有利子負債に分けることができます。買掛金や未払い金等は利息を必要としないので無利子負債、これに対して銀行の借入などは利子が発生する有利子負債です。同じ資金調達をするならば利息のかからない無利子負債のほうが負担が少なくてすみます。
 調達の方法で分けると、営業活動の中で調達する営業債務と金融機関から借入調達する金融債務、そして営業債務にも金融債務にも属さないその他の負債に分類できます。

リスクと優先順位
 他人資本は実質的な借入に相当します。当然出資者にはリスクが発生します。しかし、投資の仕方によってリスクの違いが発生します。そのリスクの違いによって保証の優先順位が決まっています。例えば会社が倒産すれば優先して支払われるのは、まずは社員の生活を保障する給与です。(税金や社会保険なども最優先されます)そして次に債権者に支払が廻ってきます。自己資本と他人資本をみた場合、自己資本は株主が積極的に投資したものです。他人資本は事業の中で発生したものです。よって自己資本と他人資本では他人資本の弁済が優先されます。
 自己資本の資本金に投資される方は、財テクや企業支配権など本人に還元されるもので、株主としての位置づけを得ることができ、株主の権限の行使と経営に直接的に参加できます。但し、経営に参加できるのですからリターンも大きくなります。しかし、リターンが多い分、株主責任なども発生し、資本金投資に対する保証はなく、ハイリスクハイリターンとなります。投資先である会社が倒産したら資金の回収は出来ません。
 保証のない自己資本に対して他人資本には優先権があります。他人資本(負債)を弁済したのち資金が余れば株主で分けます。他人資本の中にも弁済の優先順位があります。金融債権は土地や代表者保証をとっているので、優先順位が後になります(担保物権を売却して配分するため)。他人資本で優先されるのは、営業債権である買掛金などです。



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