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バイオエタノール4

目次を作りました。順番に見てね

バイオエタノール4
正味エネルギー
 バイオ燃料を検討する上で、考えておかなければならないエネルギーの問題があります。バイオ燃料を評価する場合の基準として、全体的なエネルギー評価で考えなければなりません。これはバイオエタノールを生産するのに費やす外部のエネルギーとバイオエネルギーがもたらす効果との差です。つまり、資源燃料のもたらす効果と資源燃料からバイオ燃料を精製するときに使われるエネルギーの差がプラスにどれだけ働くかということになります。このような計算をして始めてその資源燃料の評価が出来るようになります。商務エネルギー生産量とは、資源燃料の作付け単位面積あたりのエネルギー生産量とその生産と精製に使われたエネルギーを差し引いた、実質的なエネルギー量のことをいいます。この正味エネルギー生産量が高い作物ほど、資源燃料に適しているという高い評価を得ることが出来ます。正味エネルギー生産量では、ブラジルのサトウキビがトップで、サトウキビの生産と精製に使われたエネルギーの8倍のエネルギーを生産しています。これは資源燃料が生産されて製油されるまでの製造エネルギーを1として、アウトプット側の精製後のエネルギー量の倍率が8倍であるという高効率のエネルギー交換が行なわれているということです。サトウキビは精製するときの搾りかすである「バカス」は、エタノールに精製する際に必要とされる熱エネルギーを供給する燃料となるので、新たな外部エネルギーの導入が少なくてすみ、この高いエネルギー交換を作り出しています。因みにテンサイからのエネルギー交換倍率は1.9倍、トウモロコシの場合だと1.5倍です。今後このようなエネルギー交換の技術開発がもっと求められるようになります。

資源作物の条件
 今までのことを整理して考えて見ると、資源作物にはどのようなことが条件付けられるのでしょうか。
1、 エネルギー交換倍率が高いもの
2、 資料や食料に影響を与えないもの
3、 栽培による新たな環境開発をもたらさないもの
4、 リサイクル資源から活用できるもの(セルロースの分解)
5、 水の消費が低いもの
6、 栽培が安定しているもの
7、 栽培が困難でないもの
8、 栽培による環境破壊がないもの
9、 新しい技術の開発

 簡単に考えてみて以上のようなことが思い浮かびます。そして、世界のエネルギー活用が上手くいかせるには、決してその技術を独り占めにすることなく、誰でも使える共有技術として、経済優先主義ではなく生物環境優先主義のもとで、行動を起こすことが必要ではないでしょうか。

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