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バイオエタノール3

目次を作りました。順番に見てね

バイオエタノール3
農業と食料への影響
バイオ燃料と農業
 バイオ燃料と農業がどうして関係があるのでしょうか。
バイオ燃料の原料には糖質原料とデンプン質原料があります。糖質原料ではサトウキビ、テンサイなど、デンプン質原料ではトウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、麦などです。この中でも世界の穀物相場に影響を与えるのがトウモロコシで、燃料トウモロコシ用の作付け増えています。この為、食料用や飼料用のトウモロコシが不足となり穀物相場が上昇しています。また、飼料トウモロコシの価格上昇は、家畜生産にも影響を与え、強いては食品価格全体の上昇にも繋がってきます。そうした不安からアメリカでは木くずや草からバイオエタノールを作ると言う試作が広がってきています。日本では稲わらや廃材からエタノールを効率的に生産できる技術開発が行われています。稲わらなどに含まれるセルロースは難分解物質で、資源作物としてはやや不利な状況にあります。しかし、セルロース系原料では、食料としての収穫した後の廃棄物や木材の端材や風倒木などリサイクル原料としての使用ですので、環境にも配慮し、更には穀物相場にも影響を与えることはありません。また世界人口を支える農業は既に限界に達しており、これ以上の作物の増産は困難になってきている。資源作物の生産にも着手してくると尚更、食糧生産は危機を招くことになってきます。

トウモロコシ
 アメリカでは、バイオエタノールの原料のほとんどがトウモロコシです。アメリカでは急ピッチでエタノールの製造工場が新設されています。その為2007年の終わりまでにはバイオエタノールの製造で必要とされるトウモロコシの収穫量は1億3600万トンと予測されています。世界穀物収穫量の増加は年間平均2000万トンなので、これを満たすことは不可能とされています。しかし、競争は激化する一方です。そうすると酪農家や食品業界など様々な分野でトウモロコシの奪い合いが行われ、強いては穀物相場全体の上昇を招くばかりか、食料としての不足をもたらすことになります。そして世界に広がっていくことになります。これがさらに加熱してくると穀物戦争を起こすことにもなりかねません。資料燃料であるトウモロコシは、燃料の面のみならず食糧危機すらもたらす可能性があります。また、穀物1トンを作るのに水が1000トン必要とされており、トウモロコシは、さらに通常の5倍以上の水を必要すると言われています。そうするとトウモロコシの増産は穀物戦争のみならず水戦争も引き起こすことになります。このような問題を解決するには、エタノール製造後の穀物廃棄物を利用した飼料の製造や、GM(遺伝子組み換え作物)の利用、セルロースからのエタノール製造技術の開発が求められることになります。

ワールドウォッチジャパン環境問題へのリンクです


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