整理整頓
整理整頓とは工場などの生産現場で、安全第一と同じくらいに目にする言葉です。でも、仕事に手間のかかる人や、探しものをよくしている人は、片付けがヘタです。整理整頓はただ単に見栄えを良くしたり、邪魔なものを隅に追いやることではありません。仕事開始まえの物理的な段取りの一つが整理整頓です。整理整頓が上手く出来ていないと、仕事を効率的に行なうことができません。ものを何処にしまったか分からなかったり、あるところに無かったり、無駄な時間を費やすことになります。このような無駄を無くすことが整理整頓です。
整理の「整」を見てみると”束ねる”、”綴る（勝手な解釈です）”、”正しく”、となっています。この整を見ただけでも機能性が重視されていることを伺わせます。そして「理」は、理に適（かな）っているということです。整頓の頓には片付けるとか一時的とかの意味合いがあります。一時的に片付けるにしろ機能性を重視しなさいというように意味を取ることが出来るのではないでしょうか？
つまり、整理整頓は仕事がし易いように、「効率よく機能性を重視した片付け方」だということです。また、その職種やその人によっても整理整頓の仕方は違います。一番分かりやすいのが机の中です。机の引き出しを引いてみて、使いやすいように整理されていることが仕事の条件です。確かに“自分なりに”という片付け方はありますが、他人が見て分かりにくい片付け方は整理整頓とはいいません。誰でも機能的に使えることが必要です。逆に自分しか分からない片付け方は他人に迷惑をかけます。いざという時にそれなりの対処が出来なくなります。職場での整理整頓は、誰が見ても分かる整理整頓です。
ちょっと自分の机の引き出しを開けてみてください。どうです。整理整頓上手く出来てますか。Simple is best ですかね。
