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医療制度No3 入院料

目次を作りました。順番に見てね

医療制度No3
入院料
病院の体制、看護体制、環境、入院する患者さんの年令、疾患などで異なります。入院料は入院時医学管理料・入院環境料・入院医療管理料・入院食事療養・看護料が基本でそれに投薬料・注射料・検査料・手術料・処置料・理学療法料等が加わります。

入院医学管理料
 一般病院では2週間まで571点/日3ヶ月を越えると157点/日、1年を越えると101点/日となります。また、老人病院では2週間まで225点/日、3ヶ月を越えると162点/日、1年を越えると105点/日となります。このようなことで一般病院では急性期の治療が終われば早期退院を勧告さたり、他の病院に転院される理由です。一方老人病院では最初から点数が低く押さえられています。この3ヶ月規定が病院をたらい回しにされる原因です。

入院食事療養費
 1日1920円、特別食加算は350円です。温かい食事、食事の時間の配慮、特に夕食を6時以降とする特別管理加算は200円です。食事代の患者負担額は760円/日です。

入院料の支払い
 老人患者さん以外は、入院料の内、保険種類での自己負担分を支払います。手術などで医療費が高額になる場合(自己負担が月63600円を越える場合)は高額医療の還付制度が受けられ、限度を超える金額が還付されます。老人患者さんは1日1100円+食費760円、合計1860円/日を支払います。

H18年10月からの食費・居住費 自己負担増について
 平成18年10月1日から療養病床に入院する高齢者の入院時の食費の負担額が増えるとともに、新たに居住費(光熱水費)の負担が追加されます。長期入院の方に、またしても新たな負担を強いる政策です。
療養病床入院の食費負担
 ○今までの食費負担額 1食260円 1日分として 780円 
           1カ月分(30日として) 23,400円を食費として負担していました。
   医療費は別に入院費の1割または2割負担。
 ○10月改定では
  10月からは入院時生活療養(I)を算定する療養病床に入院している方の食費が1食  
200円の増となり、1食につき460円、1日3食で1380円の負担となります。更に光熱費(居住費)も1日につき320円の自己負担となりました。食費と居住費の1日合計負担分1,700円で、1カ月では51,000円の負担となります。これまでの負担23,400円とすれば、10月からの負担は27,600円の増加となります。ただし、市町村民税非課税の世帯に属する方、所得が一定の基準に満たない方、老齢福祉年金を受給している方など低所得者は加入している医療保険の保険者(老人保健は居住地の市町村)の発行する減額認定証を、被保険者証等に添えて医療機関の窓口に提出することにより、食費や居住費減額が受けられます。また、難病等の入院医療の必要性の高い方の負担額は、変更前の額に据え置かれますし居住費の負担もありません。

 このような食費や光熱費の負担は、国の介護費や医療費を削減する為に、介護施設で行われていますが、病院では療養病床にはじめて導入された負担増です。これは 1ヶ月50,000円を超える医療費以外の負担ですので、高齢者の総入院費の負担は、表向き医療費1割負担と言っても、この食費などの負担で総額の2割以上の負担をしていることと同じだと思います。また現役並の所得のある老人は、やはり10月から医療費の2割負担が3割負担に増えていますので、この方達は療養病床に入院すれば、食費と医療費の負担と合わせれば総入院費の4割以上を負担していることになります。現役並の所得が前年にあったとしても、長期の入院が必要になったとき、4割以上の自己負担を強いる制度が、果たして国民保険と言えるのかどうか、疑問です。

追伸
包括点数制度
 点数制度には出来高払いと包括払いがあり、出来高払いではその疾病にかかった金額を病院は国に請求できますが、包括制度では疾病によって上限がいくらまでと制限されています。包括されるのは入院基本料のほか、検査、画像診断、投薬、注射、薬剤などの費用で、手術、一部の処置(1000点以上の処置)・検査等は包括評価とは別に「出来高払い方式」により算定されます。また、包括評価の点数は、入院日数に応じて異なります。また病院毎に一定の係数(医療機関別係数)が定められており、同一の診断・治療でも入院する病院によって医療費の総額が異なる事があります。
 さらに、現在(07/1/10)協議されているのが、包括より更に厳しくして入院期間に関係なく定額を支払うというような定額制度の検討がなされているそうです。そうするとますます病院は早期退院を強いるようになってきます。困るのは本当に疾病を患っている患者です。問題になるのは同じ疾病でも年齢やその人の体質・体調によりかなり個体差があるにも係わらず一律の判断が下されるということです。


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