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堆肥の投入の仕方

目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
堆肥13
混合堆肥の使い方
温度による違い
 微細物の活動は温度によって影響されるので注意しておかなければなりません。土壌中の微生物の活性が最大になるのは30〜35℃であるため、当然冬場より夏場のほうが、無機態窒素の量が多くなります。冬場はゆっくりとした分解になり、無機態窒素の発生が少なくなります。このため施用にあたり、冬場では窒素成分の有効化率を低く見る必要があります。また、温度の高い夏場でも、乾燥土壌では分解力は低下します。土壌の水分量は、最大容水量(最高に水が吸収できる量)の50〜60%が適しています。

使用目的別堆肥
 堆肥の使用目的としては‥攵蹐諒理性の改善、∪己性の改善、M槓の供給とがあり、肥料成分の多い堆肥はの養分供給に向いており、仮比重が軽い堆肥は,諒理性の改善、△寮己性改善では,鉢の性質の堆肥が向いています。

作物にあった堆肥の投入
 作物や生長過程によって養分の吸収のしかたには違いがあります。これを分類して見ますと大まかに三つのタイプに分かれます。

・しり上がり型
 初期にゆっくり育て、根や果実の肥大期から収穫期までに養分を多く必要とするもので、大根・にんじん・スイカ・カボチャ・メロンなどがあります。

・平均型
 生育全期にわたり養分を必要とするもので、トマト・キュウリ・ナス・ねぎなどの生育期間の長いものが該当します。

・先行型
 生育初期から養分を充分に与えなければならないもので、生育期間の短いものでホウレン草・コカブ・サツマイモ・ジャガイモ・レタス、などが該当します。

 家畜ふんの肥効性をみてみると、鶏ふんは速効性であり、牛ふんは遅行性です。速効性と遅行性の特性を組み合わすことで長期にわたり肥効性を保つことができます。しり上がり型は牛ふん堆肥、先行型は鶏ふん、平均型は牛ふんと鶏ふんの混合といった具合に、作物の生長特性にあった堆肥を投入することが、いい作物をつくる条件となります。

 家畜ふんで作る堆肥は、単一畜種のふんでつくられるが、混合することにより、優れた堆肥を作ることができます。また、食品カスなどを混合すれば新たな堆肥を作ることができます。土壌の面からも見て単一の堆肥を長く使えば、土壌中の化学成分や微生物相が固定化して、土壌に悪影響を与えることもありうるので、時期、作物、土壌の性質によって違う堆肥を施用することは、長く土壌と付き合ううえにも必要な「技術」といえると思います。

作物にとっての問題堆肥
 作物にとっての安全性は、まずは土壌環境です。土壌中に有害物質である環境ホルモンを含んでいたり、重金属が溶け込んでいたりしては、論外なことです。土壌の酸性度や塩類集積といった問題は、生産者自身がしっかり管理すれば問題になることはありません。

問題となる堆肥とは?
 堆肥は分解にあたりアンモニアを発生するので、アルカリ性を示します。その堆肥を施用すると土もアルカリになり、作物が病気になりやすくなるのでだめだとか言われていたことがありましたが、アンモニアは土壌中では硝酸態窒素に変わり作物に吸収され必然的にpHは下がるので問題にはなりませんが、過剰な硝酸態窒素は作物にとって窒素過剰となるので注意は必要です。しかし石灰やカリなどの多い場合(塩基飽和度が100以上)は、やはりアルカリ性を示し、養分過剰状態になり作物や環境に悪影響を及ぼします。また、未熟堆肥を施用してもアルカリ性を示しますが分解が進むと改善されます。但し、分解するのに時間がかかるため作物に悪影響を与えます。 pHが6以下の場合は、堆肥化が進まずに有機酸が蓄積しており、色が黄色で漬物臭がします。このような場合は根に障害を与えるので、充分に好気発酵させます。

 このほかにも食品の食べ残しや家畜尿などは塩化ナトリウムが多く含まれているので問題です。塩を構成するのは塩素とナトリウムですが、塩素は作物に必要な物質ですがナトリウムは必要ありません。塩素もナトリウムも作物に過剰害を及ぼす量は明確ではありませんが、これらの塩類が多いと土壌中の浸透圧が増大し、作物の根が障害を受けます。また、ナトリウムを多量に継続して施用すると、土の団粒構造が破壊されて硬くなり、作物が育ちにくくなります堆肥の乾物含量で塩(塩化ナトリウム)3%、あるいはナトリウムで1%を超えるものは使用しないことです。生ゴミでは原料を水きりして、家畜ふんでは尿が混合しないようにすれば塩濃度を下げることができます。

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