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堆肥の堆積の仕方

目次を作りました。順番に見てね

堆積のしかた
 堆積場所は排水ができるように工夫された場所で、通気性の良いところが望ましいです。堆積の規模は5〜6崢度の規模とし、これ以上大規模に行なう場合は、強制通気ができるようにし孔隙の多い資材を使い、通気性を確保します。また、積み方によって重量、通気性、に注意を払い、空気の通りをよくして酸欠にならないようにします。微生物の活動に適した温度は30℃から40℃なので、冬季に積み込むときは固めに積込み、温度が下がらないように外気に触れないように囲いなどで工夫します。また、囲いの大きさは一定にしておき堆積の量が分るようにしておくと便利です。 通常の積込では野外になるので、直射日光が当たらないように屋根やシートで覆うようにして、微生物を紫外線から守るようにします。微生物は紫外線に当たると死滅します。
 堆積したままの状態で分解させると、場所によって空気や水分の状態が違い、それぞれ変化が出るので、微生物の活動が均一化して行なわれないので、堆肥化がうまくいかなくなります。分解を均一化して行なわせるには、攪拌や切り返しを行ない、通気性を良くして且つ水分調節を同時に行ないます。分解を効果的にするには、最初の1ヶ月は週1回、その後は月1回は行なうようにします。このような切り返しで発酵温度(分解温度)を上げて維持できるようにして、できるだけ表面積を少なくして温度が上がりやすいようにします。

二・三次発酵
 完熟堆肥にするには、二次発酵・三次発酵といった後熟が不可欠であり、オガクズなどの木質資材では、難解物質が残るので、後熟発酵(分解)で低い温度での分解により、分解を進める必要がある。後熟発酵の堆積規模としては、1回に畑に使う量程度が扱いやすく、管理しやすい。またこのときも雨に当たらないようにしておき、水分調整もしておきます。完熟したものは害虫が侵入しないようにシートを被せ、長期保管するものは水分を30%以下にして、分解が進まないようにして施肥効果を保ちます。
堆肥化後の堆積は、雨に当たらないようにして、養分が流亡しないようにしておきます。雨によって流亡しやすい成分は窒素とカリでリンは殆ど流亡しません。このような成分の性質を利用して積極的に灌水させることがありますが、流亡液の処理を適切にしないと環境破壊(土壌・地下水汚染)につながります。

容積重
 容積重(比重)を調節することで、孔隙の調整を行ないます。土壌について第1章で説明した通り土の三相構造では気相は30%近辺が理想で、微生物が一番活発に活動できる値です。しかしこれは出来上がりの状態であるので、堆積中は容積重で0.5が目安とされていますが資材によっては多少変化します。容積重の測り方は10ℓのバケツに原料を詰めて、中身だけの重さを測ります。このときの重さが5kgのとき5kg/10ℓで、容積重が0.5となります。またこのときバケツの中身である原料を熱して水分を飛ばして再度、重さを測ったときの重さを最初の重さである5kgから引いた値が水分量となります。   
例えば熱して乾燥させた原料が3kgだと、水分量は5−3=2kgとなり、このときの水分量は2/5(もともとの重さ)=0.4で水分率は40%となります。水分率の測定に比べると、容積重はバケツと秤だけでできるので簡単です。また容積重が0.5以上あるときは乾燥させて水分を除いたり、チップのような隙間をつくる資材投入して行なえば簡単にできますが炭素率の計算などきちんとしなければなりません。
 堆積量が多いときは、その重量により原料が押し固められるため容積重は大きくなり、通気性が悪くなるので、強制通気・攪拌・切り返しが必要となります。

微生物資材
 堆肥を作る最大の要素は微生物の活動です。その微生物を積極的に使うものとして微生物資材があり、大まかに2つに分類できます。一つは優良な数種の微生物を混合したもので「微生物資材」と呼ばれるもので有用菌の自体の投与です。もう一つは二価の鉄化合物やマンガン化合物などの無機化合物を鶏ふんや米ぬかを混合した「発酵助材」と言われるもので、微生物にとって良好な環境をつくろうとするものです。この二つを総称して一般的には微生物資材と言われています。
微生物資材の有効性については科学的に実証されてなく評価は定まっていません。野積における微生物資材の投入は、それほど意味をなさず、一次発酵の時の分解促進程度しか用をなしません。密閉型の発酵層を利用する場合は、効果が認められるものの戻し堆肥を利用したほうが、より高い効果を発揮するようです。堆肥化に働く微生物は単一でなく、原料や環境条件の違いによっても微生物の種類は違ってきます。近年の遺伝子分析手法を用いた研究で外部から投入した微生物は、堆肥化の過程で死滅することが確認されています。このようなことからも自然での有用菌を活用することが望ましく、戻し堆肥を利用する方法と落ち葉や米ぬかを原料の積み込み時に混合する方法があります。

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