<< 足し算、引き算、割り算、掛け算? | main | 掛け算、分数の意味 >>

堆肥の作り方

目次を作りました。順番に見てね

堆肥のしくみ
堆肥
堆肥のつくり方
原料と副原料
原料
 堆肥化で重要なのは微生物を利用して有機物を分解させることです。その為には分解しやすい環境をつくる必要があります。ここで重要なのが炭素率(C/N比)と水分量です。C/N比は20〜30、水分量は50〜60%が最も適しています。炭素率の低い原料である鶏ふん(C/N比7程度)では、窒素を放出して炭素率を引き上げようとします。また、炭素率が高い原料では窒素が不足しているため、窒素を入れることで分解が促進され堆肥化が進みます。炭素率が100以上の木質は、そのままでは発酵(分解)しません。炭素率が40以上のものでは、それだけでは分解が進まないので、重量換算してC/N比が30程度になるように窒素を投入すると、分解は進み堆肥化が進行します。主原料としては鶏ふん、牛ふん、豚ぷん、植物質のものがあり、また、これらを混合したものを用いります。これら原料は単独でも条件さえ整えば好気性分解により堆肥化が進みます。このような原料を主原料と呼びます。

副原料
 堆肥の原料の多くは水分を多く含んでおり、乾燥させるか含水率の低い副原料を投入して水分量を調整します。また、投入する副原料によって通気性を改善し、水分を飛ばしやすくして、微生物の繁殖条件を整えて行きます。このように水分調整や通気性の調整をする資材を副原料と呼んでいます。水分量が多いときには充分な孔隙ができるように軽く堆積し、水分量が少ないときには充分踏み込んで堆積することでもある程度の水分調整はできます。水分調整材としてオガクズを使う場合は、広葉樹を選ぶのが安全ですが、栗や桜はフェノール類が多く分解が遅く、針葉樹のマツ類では、分解が早く行なわれます。また、キノコの栽培地は、すでにキノコによってリグニン(難分解物質)の分解が進んでいるため、非常に堆肥化しやすい状態でありますが、含水率はやや高いけれども比重を下げ通気性の改善に役立ちます。
副原料の条件は、吸水性に優れていて、主原料と混合した場合に通気性を高めて、微生物の活動を活発にさせることができる素材であることです。稲わらや麦わらは比較的分解がしやすく通気性の改善に優れており、副原料として優れています。副原料としては、稲わら・麦わら、もみ殻、オガクズ・バーグ・チップや無機質資材のパーライトなどがあります。

水分の調整
 水分調整の方法は主原料に副原料である水分調整剤を混合して行いますが、このときに投入する副原料の割合はどの程度投入すればいいのでしょうか。それは次の計算式によって計算できます。
  水分を調整することは過剰の水分を、副原料に吸収させます
  (主原料の水分率 ― 調整目標水分率 = 過剰水分率)
  過剰水分率に主原料の重さをかけると余分な水分の重さが算出されます。
  (過剰水分率 × 主原料の重さ  = 余分な水分重量)
副原料に余分な水分を混合して目標水分率にするには、
すでに副原料は20%の水分を保有しているので
不足している水分量の割合のみ、水分を供給すればいいことになります
  (調整目標水分率 ― 副原料の水分率 = 不足水分率)

  副原料の重さに、不足している水分の率をかけると、不足している水分量が求められることになります。
  副原料の重さ×(目標水分量―副原料の水分量)=不足している水分量
  主原料の余剰水分量と副原料の不足水分量は同等で初めて、水分調整ができるので
  主原料の余剰水分量=副原料の重さ×(目標水分量―副原料の水分量)

これを変形して
主原料の重さ×(主原料の水分率―調整目標水分率)=
                  副原料の重さ×(目標水分量―副原料の水分量)
                   
副原料の添加量 = 主原料の重さ ×
         (主原料の水分 ― 調整目標水分)/(調整目標水分 ― 副原料の水分)

例)下記条件での、調整剤として投入する副原料の重さは
水分80%の生牛ふん10tに、副原料としてオガクズを添加する場合、オガクズの水分を20%とし、堆積する堆肥の水分を60%になるように調整する場合は、
上記算式を利用して
投入する副原料の重量 = 10 × (80−60)/(60−20)
           = 10 × 20/40
           = 10 × 1/2
           = 5t

原料:牛糞10t(水分80%)副原料:オカグズ5t(水分20%)水分調整済み原料 副原料+オカグズ15t(水分60%)



コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
sponsored links
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
recommend
recommend
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす
アメリカはなぜ「ガン」が減少したか―「植物ミネラル栄養素療法」が奇跡を起こす (JUGEMレビュー »)
森山 晃嗣, Gary F. Gordon, ゲリー・F. ゴードン
ミネラルの大切さが解かります
recommend
免疫革命
免疫革命 (JUGEMレビュー »)
安保 徹
交感神経と副交感神経の関係がわかります。
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM