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堆肥の含水率

目次を作りました。順番に見てね
土壌のしくみ 第3章
堆肥 No6
微生物の環境保全
 堆肥化は微生物の活動によって行なうものなので、この微生物が活動しやすい環境を整えることが堆肥化の条件である。その条件はヾ淇緡─↓炭素率、pH、げ硬戞↓ト生物相であり、その中でも含水率と炭素率が主因です。含水率は通気性つまり空気量を調整し、炭素率は微生物のエネルギーの調整にあたります。

含水率
 含水量が少ないと微生物は増殖できずに好気性の分解が不十分になり、含水量が多いと酸素の不足から嫌気状態になり、好気性微生物から嫌気性微生物に主体が移り嫌気性下での醗酵が行なわれます。堆肥化に適した含水率は50%〜60%の範囲が一般的に適していると言われています。(第一章から進めている堆肥を基準とする含水率は57〜%65%です。)
 空気が不足した状態では堆積した内部は嫌気的になり嫌気微生物の働きで腐敗が起こる。また、空気が過剰だと冷却され充分な蓄熱ができず分解が進まなくなります。この空気の通気性の目安となるのが比重で、適正な比重は0.6としています。
水分率に密接に関与しているのは通気性で、通気の状態により適正水分率は変化します。強制通気装置のついた密閉型の発酵槽を用いると、含水率が70%以上でもよく発酵します。これは堆肥化における過程での発熱の際に水分量を空気中に飛ばすことで、水分量が調整されているためです。これとは逆に通気性の悪い条件では、含水率が50%でも分解(発酵)はうまくいきません。これは通気性が悪いために嫌気性微生物が活動を活発にするからです。このような通気性の悪い条件下では、含水率は50%以下のほうが良いこともあります。このようなことは、微生物の活動には酸素が必要で好気的条件をつくる必要があるからです。なぜなら微生物は、好気的条件が整った環境で、初めて水に溶け込んだ養分や酸素を利用できるからです。堆積重が重たいと分子間の隙間がなくなり、通気性が悪くなり充分な酸素を取り入れることができません。これが比重0.6が目安となる理由です。つまり含水率が高くても通気性を良くすれば微生物は活性化できるし、また含水率を下げることでも通気性は改善され微生物は活性化されます。

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