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目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
堆肥
○堆肥の使用目的
 堆肥をなぜ使うのでしょうか、肥料がなければ作物は育ちませんが、堆肥がなくても作物の栽培はできます。しかし堆肥をまったく使用せずに作物を作っていると年々作物ができにくくなってきます。昔からの農業の継承により毎年堆肥を施用している農地では生産が安定しており、このことは経験として作物の栽培に用いられるようになりました。堆肥の作物に対する効果としては増収、品質向上、安定生産の3つがあげられます。

 増収効果:作物の生育をよくすることであり、肥料効果によるもので、成分含量は多くはないけれども三大要素のほかにも微量要素の効果もあります。増収効果は化学性の改善ともいえ、また堆肥から出るホルモン物質による生育促進効果もあると言われていますが、解明はされていません。

 品質向上:作物の品質は、肥料成分(主として窒素)と水分の適切なコントロールによって可能だとされています。作物は根から養分を吸収するため、根に供給される肥料成分や水が適切であれば品質は向上すると考えられます。堆肥の養分保持力による適切な養分供給と、団粒化を促進して土壌を膨軟にすることによって、作物への過剰な水分供給が防げます。土壌が膨軟になれば根が充分にはり、根圏土壌の養水分保持力を増大させることにも役立ち、いっそうの効果をもたらします。
食味 作物の品質には、外観・日保ち・食味・内容成分などがありますが、堆肥の効果にとりわけ日保ちと食味の向上に有効です。食味に関係の深い糖は窒素肥料と水が少ない条件で蓄積され、窒素肥料が多いとたんぱく質が合成される機能が働くために、糖成分が少なくなって味や日保ちが低下します。化学肥料は即効性で肥料効果が現れるので糖が減少しやすい傾向にあり、堆肥では遅効性で徐々に窒素を放出するので食味が向上すると考えられています。

 安定生産:堆肥による土壌改善により安定生産を阻害する大きな要因である連作障害の回避もできます。連作障害は土壌中に存在する有害微生物によることが多く、生産安定を図る上では有害微生物の発生を防ぐことが大切です。堆肥投入により健全な土壌環境をつくることができます。

堆肥の病害虫の抑止効果
 堆肥の施用により土壌中の生物や微生物が活性化されるため、生物性の緩衝能が増し、土壌病虫害の発生が抑制されます。しかし、これとは逆に施用した堆肥の栄養が土壌病原菌の栄養になりうる場合もあります。堆肥の効果の度合いは、堆肥の腐熟度合いによっても変わります。堆肥の効果を引き出すには、完全に腐熟させた完熟堆肥を施用することで、土壌の物理性、化学性を改善し、健康な作物をつくり、作物の病害虫に対する抵抗力を高めることが望ましい。堆肥は予防でなく健全な体質を作ることを目的としています。

堆肥の悪影響
 農地の環境汚染の問題となっているのが、硝酸態窒素による地下水の汚染です(基準濃度は10mg./ℓ)。これは施肥設計なしで堆肥の投入や化学肥料の投入過多によるものです。堆肥における窒素成分の分解は何年も分解が継続します。その為、流亡する窒素も多くなり、土壌の窒素と合わせて地下水汚染につながります。堆肥を効率よく使うためには堆肥と肥料を合わせた合計量の施肥設計を行ない、堆肥で供給できない不足養分のみを肥料で補うようにすることが望ましい。このようにすることで、作物と土壌にあった施肥ができ、養分のむやみな投入による流亡を防ぎ、環境にやさしい作物育成ができるようになります。

代替率
 堆肥の施用量の算出にあたっては、堆肥は元肥を代替する資材として位置づけ、その元肥との窒素代替率は30%以下を目安として、計算する。これは、堆肥中の窒素の肥効が地温に左右されるため、代替率が高いと肥効が不安定になりやすいためです。窒素以外の肥料成分の石灰、苦土、カリ、燐酸では、作物に及ぼす影響が小さいので100%の代替も可能です。30%の代替率とは施肥設計にあたり窒素不足分を算出し、その窒素肥料施用分のうち30%を肥料と堆肥の窒素量と入れ替えることができることを意味しています。また、堆肥の肥効は緩効性なので、速効性を期待する追肥には向かないので、あくまでも元肥の代替として使用することが大切です。


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