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土壌微生物  微生物

目次を作りました。順番に見てね

土壌のしくみ
土壌の微生物
微生物
 微生物の誕生は地球ができて様々な化学反応でアミノ酸や核酸などの有機物が合成されたなかから発生した。次に酸素のない嫌気的条件で二酸化炭素の炭素から有機物を合成できる細菌が出現した。そしていろいろな進化を繰り返しながらアオミドロのような微小藻類、アメーバ、カビなどの真核生物が出現した。このような細菌、微小藻類、原生動物、カビを一括して微生物と総称しています。

土壌中の微生物の数
 普通の畑には10aあたり約700kgの土壌微生物が生息しています。状況に応じて有機物の量が異なり生息数も異なりますが平均した値です。微生物の大きさはまちまちなので数量的に把握するのでなく重量で把握したほうが賢明です。700kgのうち70〜75%(490kg〜525kg)をカビ、20〜25%(140kg〜175kg)を細菌が占め、ミミズなどの土壌微生物は5%(35kg)以下です。畑には水が少ないので微小藻類や原生動物が少なく、カビと細菌が大部分を占めカビが最も多い。カビは水分の乏しい場所でも増殖でき、餌となる植物根や収穫残渣に大量に含まれる難解物質のセルロースやリグニンなどの多糖類を分解する能力に優れています。
 土壌中の700kgの菌体の約80%は水で、水を除いた140kgのうち7おkgが炭素で、11kgが窒素となっています。つまり10aの畑には菌体成分として11kgの窒素があり、普通作物での窒素の施肥量は10aあたり約10kgなので、菌体窒素はこの数量とほぼ一致するため、地力窒素として重要な意味を持っています。

微生物は何を食べて増えるか
 餌とは何か、ヽ萋阿里燭瓩離┘優襯ーつまりカロリーの獲得、∈挧成分を合成するのに必要な栄養分の獲得をすることです。このエネルギーと栄養分の獲得は全ての生物にとって生きていくために必要な行為です。人間は米やパンなどの有機物を食べて獲得しているが微生物は種類によって様々な方法で獲得している。これらの行為で最終的に作られるエネルギーや細胞成分は全ての生物に共通しており「生化学的同一性」と呼んでいます。
 微生物のエネルギー獲得は無機物、光、有機物を使いATP(アデノシン三リン酸)という物質に蓄えられます。ATPからリン酸が一つはずれてADP(アデノシン二リン酸)になるとき、多量エネルギーが放出されます。そのエネルギーを運動エネルギーや酵素反応などに使います。
 一方栄養分の獲得は細胞成分を合成して、細胞を生長させるのに不可欠で、その細胞成分は有機物で構成されています。有機物は、炭素原子が2つ以上結合した炭素の骨格に水素、酸素、窒素、リンなどが結合したものです。そこで栄養分の獲得の鍵となるのは、炭素原子が結合した炭素骨格をどうやって作っているかということです。
 人間は有機物である食品の成分にある炭素骨格を糖やアミノ酸に消化したうえで利用しています。無機物や光からエネルギーを獲得している微生物は、植物と同様に二酸化炭素から炭素骨格を合成している。二酸化炭素の炭素は一つであるが、この炭素をいくつも結合して炭素骨格を作っていきます。炭素骨格ができれば、これに水素、窒素、リンなどを結合したり組み替えたりして糖、アミノ酸、脂肪、ビタミンなどを創っていきます。
 土壌微生物の95%以上は、基本的に人間と同様に植物の合成した有機物からエネルギーと栄養分を獲得しています。これとは逆に有機物をまったく利用せずに無機物をエネルギー源にする微生物もいます。


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