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地球泊書2012 No8

  


目次を作りました。順番に見てね





 
地球白書 2012  NO8

B、環境


水産資源

 人間が食料とするものには農産物、畜産物、水産物があります。水産資源は地球の70%を占める広大な海洋から収獲されるもので豊富にあると思われていましたが経済は転と人口の増加による乱獲で深刻な状態となっています。国連食糧農業機関(FAO)によると世界の水産資源のうち適切に保護され持続的な利用可能な水産資源の割合は1970年代の40%から2008年には15%まで低下しています。残り85%で枯渇の危機にあります。85%の内53%は持続的生産を越えて乱獲され残り32%は危機的状態になっており、これ以上の漁獲量の増加を望むことはできません。2008年の堺の漁獲量は9000万トン、養殖5500万トンで過去10年間では殆ど変っていません。つまりこれ以上伸びる余地がなく魚の争奪戦が行われている状態となっています。このため漁場を巡り領海の争いが表面化してきています。

 健康食ブームや和食のブームなどにより魚の消費が増えてきています。2008年の水産物の貿易は1999年(10年前)の2倍近くになり、前年対比では9%も増加しています。中国の漁獲量は1479万トンで世界1位となり輸出でも295万トンで世界1位となっています。輸出国の上位は中国295万トン、ノルウェー234万トン、ペルー226万トン、タイ176万トン、ロシア142万、トンアメリカ137万トン、チリ135万トン、デンマーク110万トン、ベトナム106万トンとなっています。2008年の輸入では日本、アメリカ、EUで世界の7割を占めています。日本は1970年前半までは水産物自給率が100%以上ありましたが現状では50%程度まで低下し、その輸入量は世界最大であり世界全体の42%を占めています。

 水産資源の保護が言われる中で貧困国周辺では違法操業や乱獲などが横行しています。発展途上国では生活をしていく上でやむ得ないことであり、このような零細漁業の監視には限度があります。白書よると零細漁業の漁獲量は世界の半分を占め、その殆どが食用に向けられています。このような零細漁業を通じて漁業に従事している人は、世界で漁業に従事する4990万人の9割以上を雇用していると言われています。

 漁法では海底を網でトロール漁法では対象魚以外の魚も多く捕獲する為、対象魚外や稚魚を含むサイズ外の魚などが投棄されていることが問題となっています。推定では全漁獲量の8%近い700万トンが年間に投棄されているとしています。このような投棄には絶滅危惧種なども含まれており生態系に悪影響を与えるとして、各国で対策が講じられています。

平成24年12月10日







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