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決算書

 

目次を作りました。順番に見てね






 
 

決算書

 どの決算書を見ていても本当の数字が分かりません。中小企業の場合ほとんどが税理士が作成した税務用の決算書となっています。それは経営の状態を表したものではなく税務処理を目的としたものとなり、決算書の内容が経営と離れたものとなりがちです。決算書の勘定科目への振り替えはその経営者の考え方を反映します。明確な意思もとで行わなければ、ただの結果だけにしかならず、将来の分析としての役割を果たしません。とは言っても、分析すらしてなければ意味がありませんが。ただ税務に基づく決算書であるなら一定の税務基準において行われるので他社との比較においては同基準となり、見比べることができます。また、相手の業績を把握するには決算書ではなく納税申告書で判断するのがいいでしょう。納税申告書では、税務署が税務基準に基づいて利益が最大になるように計算しています。決算書の利益と申告所得を比べることで、決算書の乖離を知ることができます。税務署は税金をとるために利益を高めに評価してくれます。その納税申告書の利益が決算書よりも低いならば何か特別な処理が行われていることになります。

 企業が利益があるようにするのは、株主に対してと金融機関に対してです。中小では社長=オーナーとなるので株主に対する気遣いはなく、銀行に対しての対策だといえます。利益が少ないと借入困難になってくるので、税金を払ってでも利益を増やそうとします。

 

 決算期が近くになるとやたら協力が増えてきます。以前に比べればだいぶ減りましたが、最近ではまたお願いが増えてきています。利用もしない口座を作ったり、一時的に取引を増やしたり、これって架空(粉飾)でしょ・・というのが増えます。のど元過ぎれば熱さを忘れるとありますが、いったい何のために決算をしているのでしょうか? これで果たしてどうやって本当の数字を把握すればよいのでしょうか? 昔は誤魔化してでも数字を作れるものが力あるものと評価されていましたが、一時的な数字は実力ではありません。誤魔化しを覚えたものは何度でも誤魔化しをします。決算書の数字は行動を数字化したものです。数字の誤魔化しは今までの行動の否定です。そんな馬鹿馬鹿しいことを要求する企業に、本当の実力はあるのでしょうか。

 

決算分析は現実を変えるためにします。しかし、その分析に操作された数字があれば分析の意味がなくなります。分析は株主や金融機関の為にするのではなく自社の為にします。企業が悪くなる原因の一つに分析が行なわれておらず次期の対策がなされていないことにあります。間違った対策では将来的に大きな歪みが生じます。歪んだ決算書からでは歪みを修正することはできません。

 

平成2493


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