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BOPビジネス


目次を作りました。順番に見てね


  

BOPビジネス

 Base of the Economic Pyramid (Bottom of the Pyramid)のことで、開発途上国における低所得者層のことを指し、年間所得が3000万ドル以下で暮らす人々のことを言います。BOP層の一人一人の所得は少ないものの総合すると全体の所得は5兆ドルにもなり、日本の名目GDPに匹敵する規模です。このような大規模の市場をそのままにしておくことは経済的損失につながるので、BOP層を労働力として雇うばかりではなくBOP市場に合わせた商品開発が行われています。BOP市場向け商品は低価格で生産しなければならずコスト構造の見直しによる低価格を実現し、そのことを先進国に対しても応用することでグローバル戦略として活用しようとしています。品質を落とさないコスト削減や商品開発に取り組むことは今後のビジネスチャンスを広げることとなり、市場のシェアの活性化を狙うものです。現在の日本電気メーカーはこの競争に負けて苦しい経営を強いられています。貧困層だからと言って機能性が失われたりすると購入には結びつきません。BOP層であっても品質重視はかわりません。最近取り組みではコスト削減のほか小分けにして販売単価を抑えることで、BOP層でも購入できるような仕組みも生まれています。

 

日本国内においても、トマト3400円は買えない人でも1玉なら単価が下がり買えるようになります。また、これは賢い消費でもあり必要以上のものをまとめ買いすることは、かえって金銭のロスにつながります。特売で大袋を買うよりも品質の良いものを少量買うほうが金銭効率は高くなります。このように考えると特売は安いものを売るのではなく、品質の高いものを買いやすくして売ることに気が付きます。実際に年金生活者の暮らしは厳しく高くて買えないという話をよく耳にします。BOPビジネスは国内においても消費活性に役立つのではないでしょうか。

 

統計調査でみる日本の現実は

・低所得者層の朝食の欠食率は高い

・低所得者層の躾け(モラル)が悪化している

・親の年収が子供の勉学に影響を与えている

・大学に行っていない親の子供の大学進学率が低い

このように親の年収格差が子供の教育や生活などの格差を生んでいます。これは社会全体の問題であり、クオリティの高い生活の質を求める現代においてBOPビジネスの仕組みを取り入れることは、クオリティの向上に繋がるのではないでしょうか?

青果流通で考えるならば、今から将来の商品確保をするための産地育成を行わなければなりません。いつまでも市場依存による商品対応ではなく、将来の販売を考えた販売業者と生産者の結びつけを行い、品質の高い商品提供の在り方を構築する必要があるのではないでしょうか?



平成
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